【マツキヨとココカラ統合へ着々】2月の決議内容に基づき、経営統合のための吸収分割契約を締結

【マツキヨとココカラ統合へ着々】2月の決議内容に基づき、経営統合のための吸収分割契約を締結

【2021.04.30配信】マツモトキヨシホールディングスとココカラファインは経営統合に際しての吸収分割契約を締結した。すでに2021年2月26日付で締結の決議を公表していたが、その内容に基づき、経営統合のための一連の取引の一環として各吸収分割契約の締結をしたもの。


 マツモトキヨシホールディングスとココカラファインは、2021年2月26日付「株式会社マツモトキヨシホールディングスと株式会社ココカラファインとの経営統合に関する経営統合契約の締結のお知らせ」の通り、両社の間の経営統合に係る経営統合契約及び本経営統合のための一連の取引の一環として下記①の契約の締結を決議した旨を公表していたが、4月28日に開催したそれぞれの取締役会の決議に基づき、本経営統合のための一連の取引の一環として下記②の新設分割計画の作成及び下記③乃至⑦の各吸収分割契約の締結をした。

① 2021 年 10 月1日を効力発生日として、マツモトキヨシホールディングスを株式交換完全親会社とし、ココカラファインを株式交換完全子会社とする、株式交換に係る株式交換契約。

② 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、マツモトキヨシホールディングスを分割会社として、株式会社マツモトキヨシその他の子会社等の株式の保有及び経営管理等を主たる目的とする株式会社マツモトキヨシグループ(MKG 社)を設立する新設分割に係る新設分割計画。

③ 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、マツモトキヨシホールディングスを分割会社、2021 年2月 18 日に設立したマツモトキヨシホールディングスの全額出資子会社である MKCF 分割準備株式会社(シナジー創出会社)を承継会社として、マツモトキヨシホールディングスの営業企画・運営支援機能等を承継させることを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。

④ 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインを分割会社、マツモトキヨシホールディングスを承継会社とし、ココカラファインの本部機能を承継させることを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。

⑤ 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインを分割会社、シナジー創出会社を承継会社とし、ココカラファインの営業企画・運営支援機能等を承継させることを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。

⑥ 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインの完全子会社である株式会社ココカラファインヘルスケアを分割会社、マツモトキヨシホールディングスを承継会社とし、ココカラファインヘルスケアの本部機能を承継させることを目
的とする吸収分割に係る吸収分割契約。

⑦ 2021 年 10 月1日を効力発生日とし、本株式交換の効力が発生していることを条件とする、ココカラファインヘルスケアを分割会社、シナジー創出会社を承継会社とし、ココカラファインヘルスケアの営業企画・運営支援機能等を承継させることを目的とする吸収分割に係る吸収分割契約。

 また、上記①乃至⑦を含む本経営統合に関連する日程は、下記のとおり。

 基本合意書及び資本業務提携契約の締結(両社)=2020年1月31日。

 本経営統合契約及び本株式交換契約の締結=2021年2月26日。

 本新設分割計画の作成、本吸収分割契約(マツモトキヨシホールディングス)の締結、本吸収分割契約(ココカラファイン・マツモトキヨシホールディングス)の締結、本吸収分割契約(ココカラファイン・シナジー創出会社)の締結、本吸収分割契約(ココカラファインヘルスケア・マツモトキヨシホールディングス)の締結=2021年4月28日。

本吸収分割契約(ココカラファインヘルスケア・シナジー創出会社)の締結、本株式交換契約、本新設分割計画及び本吸収分割契約(マツモトキヨシホールディングス)等の承認に係る定時株主総会
(マツモトキヨシホールディングス)=2021年6月29日(予定)。

本株式交換契約等の承認に係る定時株主総会(ココカラファイン= 2021年6月29日(予定)。

最終売買日(ココカラファイン)=2021年9月28日(予定)。

上場廃止日(ココカラファイン)=2021年9月29日(予定)。

本株式交換、本新設分割、本吸収分割(マツモトキヨシホールディングス)、本吸収分割(ココカラファイン・マツモトキヨシホールディングス)、本吸収分割(ココカラファイン・シナジー創出会社)、本吸収分割(ココカラファインヘルスケア・マツモトキヨシホールディングス)及び本吸収分
割(ココカラファインヘルスケア・シナジー創出会社)の効力発生日=2021年10月1日(予定)。


 本新設分割は、本経営統合のための一連の取引の一環として実施されるもの。
 本新設分割の方式は、マツモトキヨシホールディングスを分割会社、MKG社を新設会社とする新設分割。
 本新設分割は、2021年6月29日開催予定のマツモトキヨシホールディングスの定時株主総会による本新設分割計画の承認を受けたうえで、2021年10月1日を効力発生日として行うことを予定している。なお、本新設分割の実施は、本株式交換の効力発生を条件としている。

 本新設分割に係る割当ての内容は、MKG社の設立に際して新設会社となるMKG社は普通株式500株を発行し、本新設分割の対価として当該株式の全てをマツモトキヨシホールディングスに割当交付する。

 なお、株式会社マツキヨココカラ&カンパニーでは、2026年3月期にグループ売上高1.5兆円、営業利益率7.0%を目標に掲げている。

この記事のライター

関連する投稿


【ココカラファインHC】シグマ薬品(大阪府八尾市)の7店舗譲受

【ココカラファインHC】シグマ薬品(大阪府八尾市)の7店舗譲受

【2025.09.22配信】株式会社マツキヨココカラ&カンパニーのグループ会社である株式会社ココカラファインヘルスケア(本社:神奈川県横浜市)は9月22日、ドラッグストア、調剤薬局を運営するシグマ薬品株式会社(本社:大阪府八尾市)から、ドラッグストア事業および調剤薬局事業の一部を譲り受けることを決定し、同日、事業譲渡契約を締結したと公表した。


【店頭トレンド発信】matukiyo LAB「サプリメントバー」体験レポート/傾聴のスキル育成に感嘆

【店頭トレンド発信】matukiyo LAB「サプリメントバー」体験レポート/傾聴のスキル育成に感嘆

【2021.09.06配】「地域のお客様の美と健康をトータルサポートする」をコンセプトに展開する「matukiyo LAB」。薬剤師・管理栄養士・ビューティスペシャリストが専門的な知識ときめ細やかなサービスを提供する新しいスタイルのマツモトキヨシだ。管理栄養士が提供するサービス「サプリメントバー」では顧客の悩みや生活習慣から必要な栄養素を提案、自分に合ったサプリメントをつくることができる。今回は実際にサプリメントバーを体験しレポートする。2021年10月にはココカラファインと経営統合を控えているマツモトキヨシ。前回レポートした対面サービスを含めて、両者ににどのような共通点があるのか。【記事=登録販売者ライター・「梨さん」】


【地域連携薬局】東京都の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得

【地域連携薬局】東京都の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得

【2021.08.20配信】東京都では地域連携薬局を取得した薬局が薬局機能情報提供サービス「t-薬局いんふぉ」で公開され始めている。公開されている取得薬局名を掲載する。ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得している。


【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【2021.08.21配信】大阪府が公表している8月1日時点の認定薬局を掲載する。ドラッグストアではマツモトキヨシとココカラファインが認定を取得している。


最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

【2021.08.16配信】ドラビズon-lineでは上場ドラッグストア企業の最新決算業績から、「調剤売上ランキング」を集計した。その結果、1位はウエルシアホールディングスだった。総売上ランキングでは5位のスギホールディングスが、調剤売上では2位となり、存在感を示した。総売上ランキングでは6位のココカラファインも調剤売上では4位に浮上。同社の調剤売上の対総売上比率は20%を超えている。今年のコロナ禍でも同社の調剤売上は前期比+9%となっている。10月に統合を控えるマツモトキヨシ ホールディングスとの調剤売上を合算すると調剤売上では上場ドラッグストア 企業中、2位に位置することもわかった。


最新の投稿


【中医協】診療側意見、「かかりつけ薬剤師・薬局に対する評価」要望

【中医協】診療側意見、「かかりつけ薬剤師・薬局に対する評価」要望

【2025.12.26配信】厚生労働省は12月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。令和8年度診療報酬改定への各号意見が表明された。


【中医協】支払側意見、調剤基本料1除外を要望/600 回超かつ集中率 85%超、特に都市部薬局で

【中医協】支払側意見、調剤基本料1除外を要望/600 回超かつ集中率 85%超、特に都市部薬局で

【2025.12.26配信】厚生労働省は12月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。令和8年度診療報酬改定への各号意見が表明された。


【令和8年度診療報酬改定】本体+3.09%、令和8年度及び令和9年度の2年度平均として

【令和8年度診療報酬改定】本体+3.09%、令和8年度及び令和9年度の2年度平均として

【2025.12.24配信】12月24日の予算大臣折衝を踏まえて、令和8年度の診療報酬改定が決定した。令和8年度及び令和9年度の2年度平均として、本体を+3.09%とする。令和8年度+2.41%、令和9年度 +3.77%とする。


【中医協】オンライン受診施設、保険薬局内の開設に懸念

【中医協】オンライン受診施設、保険薬局内の開設に懸念

【2025.12.24配信】厚生労働省は12月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、オンライン受診施設に関して保険薬局内の開設に関する課題を提示した。委員からは、いわゆる療担規則に規定のある「経済上の利益の提供による誘引の禁止」などに照らすと懸念があるとして反対意見が相次いだ。


【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み

【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み

【2025.12.23配信】日本薬剤師会は12月23日に定例会見を開き、日本薬剤師会の全国会員数調査報告について報告した。


ランキング


>>総合人気ランキング