【店頭トレンド発信】お店で健康セルフチェック!!ココカラファイン検体測定室、体験レポート

【店頭トレンド発信】お店で健康セルフチェック!!ココカラファイン検体測定室、体験レポート

【2021.07.30配信】ココカラファイン薬局では『検体測定室』という利用者自らによる血液検査による健康チェックを提供している。手ぶらで気軽に受けられ、測定数値にあわせて薬剤師から健康アドバイスがもらえるサービスだ。短時間で簡単に測定できることが評判になり、2021年7月現在、検体測定室の導入店舗は114店舗まで拡大。地域の健康増進に貢献している。今回は検体測定室に密着、実際に血液検査を受けてみて、実際にかかった時間やサービス満足度などをレポートする。サービスを受けるまでのステップも記載するので興味のある方は是非参考にしてほしい。


1、検体測定室で測れる項目とこんな方に推奨したい‼

 測定できる項目は全部で5つ。血糖値・HbA1c(1~2か月間の血糖値の平均)・コレステロール値(善玉・悪玉)・中性脂肪だ。血糖値・HbA1cはそれぞれ1項目から測定でき、コレステロール値と中性脂肪は脂質セットとして一緒に測定してくれる。上記5項目をまとめて測定することもでき、ひとつずつ測定するよりも料金が安くなるので、健康を気遣っている方にはおすすめだ。

 公式ホームページによると、測定開始から結果までの所要時間は10分から20分ほど。一般的な健康診断よりも早く終わるため、買い物の休憩時間や仕事帰りなど気軽に受けられる。時間がなかなか作れず自分の健康状態を意識しにくい方でも、合間の時間で健康チェックが出来るので、忙しい現代人にピッタリのサービスだ。

 また、普段から運動をしている方や食事の栄養バランスを意識している方にもおすすめしたい。日ごろ行っている生活習慣改善や努力の効果がどのように表れているか、数値でチェックできるからだ。定期的に検査をすることで元気な生活をおくるヒントが見つかりやすくなり、薬剤師からのアドバイスで生活改善のモチベーションをキープする効果も期待できるため、健康維持のサポート施設として活用できる。

 しばらくの間健康診断を受けていない方もコツコツ生活改善に取り組んできた方も、一度ココカラファイン薬局で健康数値をチェックしてみてほしい。自分のカラダを知るきっかけとしてとってもおススメだ。

2、サービスを受けるステップ

【電話予約→来店】
 今回私が測定するのは測定項目すべてが入った5項目セット(税込2,200円)。私自身、健康診断がご無沙汰であるため、血糖値から脂質までしっかり調べてもらおうと思う。

 まずはココカラファインのホームページで実施店舗を確認。店舗検索の詳細選択で「血液検査実施店」にチェックを入れて検索する。(検査を受けるには事前に電話予約が必要であることを覚えておいてほしい。) 早速最寄りの店舗へ連絡を入れる。連絡した当日は空いていたためか「直接来店して頂いて大丈夫です。都合の良い時間にいらしてください」との案内をもらう。店舗の混雑状況によっては予約なしでも受けられるようだ。

【問診票の記入と説明】
 店舗受付で血液検査を受けたいことを伝える。問診票と同意書をもらい、必要事項を記入。しばらくすると薬剤師の方が来て記入書類をもとに読み合わせをする。既往歴や服薬歴の確認と採血前後の注意事項を行い、安心安全に測定できるよう準備を進める。注意事項の中には、「検体測定室のサービスは健康診断や特定健康検査とは違うこと、より精密な検査を希望される方はかかりつけの病院に行ってほしいこと」を念押しされた。あくまで健康と向き合うタイミングのひとつとして考えてほしいとのことだった。
 測定時間の詳細を聞くと「血糖値:10秒 HbA1c:約3分 脂質セット:約8分」といずれもそれほど時間がかからない。血糖値だけ測りたい人は問診や説明込みでも5分ほどで終わりそうな印象を受けた。試しにサクッと受けたい方は血糖値測定から始めると良いかもしれない。

【採血→測定開始】
 一通り説明が終わるといよいよ測定の時間。採血のために指を刺すのだが、一連の動作は自分自身で行う必要があるため、不慣れな方は少し緊張するかもしれない。指先をマッサージし、血液が出やすいように準備する。指先を消毒した後は採血用の穿刺ペンを渡され、指先にセット。ボタンを押すと針が指先に当たり、出た血液の採取ができた。必要な血液はわずかであるため、痛みはほんの少し感じる程度。傷もその日に塞がるので安心だ。

【測定結果とアドバイス】
 採血後は結果が出るまで数分待機。血糖値とHbA1cの結果が出たので先に説明を受ける。結果は「血糖値:117mg/dl HbA1c:4.9%」 血糖値だけ基準値(110 mg/dl未満)より上だったが、食後に測定したことが理由とも考えられる。学会のガイドラインなどの出典を明示した資料で、基本的な血糖値の基準範囲に関する知識も得られた。血糖値は空腹時と食後2時間後に測ることが望ましいことも初めて知った。
 資料を読み込んでいるうちに、脂質セットの結果が出たためそちらの情報に移行。「コレステロール値(善玉):54 mg/dl (悪玉):104 mg/dl 中性脂肪:112 mg/dl」とこちらもガイドライン等によると基準値内だった。店頭の方からは、「コレステロール値は食事バランスの他に遺伝で大きく左右されることもある。普段の生活の中や検体測定室での結果でおや?と思ったことがあれば病院で高リスクの病態がないか検査することがおすすめ」など、医療機関での詳しい検査や受診なども勧めてくれた。

【会計と実際かかった時間、感想】
 多くの知識を得て測定完了。測定時間は本来の案内通りで最後までスムーズに行えた。料金は現金払いのほかクレジットカード払い対応。些細ではあるが嬉しいポイントだ。
 受付から会計まで実際にかかったトータル時間は「38分」。初めての測定で冒頭に少し時間をかかったことや測定後に自分から色々情報を収集したことで少し時間がかかった。しかし、顧客がしっかり時間をかけて健康と向き合えるのはこのサービスならではの長所ともいえる。
 一般的にイメージするドラッグストアで、レジや品出しをしながらお客さんひとりに38分ものカウンセリング時間をつくるのは容易ではない。ココカラファインという会社が、検体測定室というサービスを実施しているからこそ、長い時間しっかりお客さんと向き合う時間をつくることが出来るのだ。短い時間で検体測定が出来るのは利便性の高いメリットだが、自分の測定結果を参考にしながらじっくり健康に向き合うことも同じくらい、もしくはそれ以上の魅力的な長所だと感じた。
 たくさん得た情報のひとつに、「生活に運動を取り入れている方は3か月に一回くらいのペースで測ると体の変化が数値に表れやすい」ということがあった。このように測定結果が基準値以内でも気を付けるポイントや血糖値・脂質について知ることができるので知識が身につき、健康意識が芽生えて自身のカラダを意識して生活してみようと思えた。
 健康サービスは不安を煽るものが多いイメージだったが、検体測定室は気持ちが前向きになれるので、定期的に受けてみたいと思えて大変好感を持った。

3、最後に

 検体測定室は自分の生活スタイルに合わせて測定項目を選べ、気兼ねなく健康チェックできる大変便利なサービスだ。お客さん自身が健康の自己管理が出来るようサポートする機能も携わっており、セルフメディケーション支援として今後さらに求められるサービスだと思う。

 また、メディアやSNSの影響で適切な情報が得にくい今、正しい情報を得られるスポットとして活用することもでき、地域の方への情報発信ベースとして役目を果たすことも可能だ。
地域のかかりつけ薬局のひとつのかたちとして、これからも地域の健康を支えていけるよう、安定したサービスを提供し続けてほしい。

この記事のライター

関連する投稿


【店頭トレンド発信】3年振りのリアル開催だったドラッグストアショーの魅力を振り返る

【店頭トレンド発信】3年振りのリアル開催だったドラッグストアショーの魅力を振り返る

【2022.10.19配信】2022年8月、東京ビックサイトで第22回JAPANドラッグストアショーが開催された。ドラッグストアショーとは医薬品・化粧品・日用雑貨などドラッグストアで扱う商品が一堂に会するアジア最大級の展示会だ。ドラッグストア業界にかかわりのある数多くのアイテムと取り組みが展示対象であり、ドラッグストアの魅力を最大規模で届けてくれる一大イベントとなっている。今回は約3年振りのリアル開催として再始動を遂げたドラッグストアショーに潜入。開催を重ね、規模を拡大し続けたドラッグストアショーの魅力を振り返る。【記事=登録販売者ライター・「梨さん」】


【店頭トレンド発信】緊急事態宣言中のドラッグストアを振り返る/目まぐるしく情報のアップデートに追われた日々

【店頭トレンド発信】緊急事態宣言中のドラッグストアを振り返る/目まぐるしく情報のアップデートに追われた日々

【2021.11.30配信】緊急事態宣言が解除されたのは2021年10月だった。この時、約半年ぶりとなる全面解除となり、酒の提供やイベントの収容人数が緩和され経済活動の動きをようやく感じられるようになった。テレビでは飲食店やライブを中心に宣言明けの変化を追う報道が多い中、宣言解除後のドラッグストアにはどのような変化があっただろうか。今回はドラッグストアの緊急事態宣言中と解除後のサービスの変化をレポートしていく。様々な店舗を観察して得られた変化はもちろん、現役ドラッグストア店員である自身の実体験も盛り込み、宣言中の店舗運営にはどのような工夫があり、変化があったのかを事細かに記していく。【記事=登録販売者ライター・「梨さん」】


【地域連携薬局】東京都の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得

【地域連携薬局】東京都の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得

【2021.08.20配信】東京都では地域連携薬局を取得した薬局が薬局機能情報提供サービス「t-薬局いんふぉ」で公開され始めている。公開されている取得薬局名を掲載する。ドラッグストアではウエルシア薬局、ココカラファインが取得している。


【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【2021.08.21配信】大阪府が公表している8月1日時点の認定薬局を掲載する。ドラッグストアではマツモトキヨシとココカラファインが認定を取得している。


最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

【2021.08.16配信】ドラビズon-lineでは上場ドラッグストア企業の最新決算業績から、「調剤売上ランキング」を集計した。その結果、1位はウエルシアホールディングスだった。総売上ランキングでは5位のスギホールディングスが、調剤売上では2位となり、存在感を示した。総売上ランキングでは6位のココカラファインも調剤売上では4位に浮上。同社の調剤売上の対総売上比率は20%を超えている。今年のコロナ禍でも同社の調剤売上は前期比+9%となっている。10月に統合を控えるマツモトキヨシ ホールディングスとの調剤売上を合算すると調剤売上では上場ドラッグストア 企業中、2位に位置することもわかった。


最新の投稿


【日本薬剤師会】会長候補者記者会見を開催

【日本薬剤師会】会長候補者記者会見を開催

【2024.02.27配信】日本薬剤師会は2月27日、次期会長候補者による記者会見を行った。


【スギHD】調剤チェーンのI&Hを子会社化へ

【スギHD】調剤チェーンのI&Hを子会社化へ

【2024.02.27配信】スギホールディングスは2月27日、調剤チェーンのI&Hを子会社化すると公表した。


速報【アイン敷地内薬局めぐる裁判】元アインの2被告に求刑、懲役10カ月

速報【アイン敷地内薬局めぐる裁判】元アインの2被告に求刑、懲役10カ月

【2024.02.27配信】KKR札幌医療センターの敷地内薬局の整備を巡り、公契約関係競売入札妨害の罪に問われたアインファーマシーズ元代表取締役社長・酒井雅人被告、同社元取締役・新山典義被告、KKR札幌医療センター元事務部長・藤井浩之被告の第4回公判が2月27日午前10時から、札幌地裁805号法廷で行われた。(ジャーナリスト・村上 和巳)


【ツルハHD】ウエルシアHDとの経営統合報道でコメント公表

【ツルハHD】ウエルシアHDとの経営統合報道でコメント公表

【2023.02.26配信】ツルハホールディングスは2月26日、ウエルシアホールディングスとの経営統合に関する報道があったことを受け、コメントを公表した。


【1万字インタビュー】安川孝志薬剤管理官に聞く

【1万字インタビュー】安川孝志薬剤管理官に聞く

【2024.02.26配信】2月14日、令和6年度調剤報酬改定が答申された。本紙では、厚生労働省保険局医療課・薬剤管理官の安川孝志氏に、薬局に関係する調剤報酬改定の部分についてインタビューした。