【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【2025.08.08配信】厚生労働省はこのほど、保険調剤「確認事項」(令和7年度改訂版)を公表した。2枚処方箋を受け付けることにより、投薬期間上限を超えるなどの不適切事例を指摘している。


 確認事項の詳細は以下で確認できる。
https://www.mhlw.go.jp/content/001532888.pdf

 一部を抜粋して紹介すると、「処方箋の取扱い」の項で、「いわゆる二枚処方箋を受け付け」の事例を記載している。

 一例として、療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等(厚生労働省告示)に規定する、投薬期間に上限が設けられている医薬品について、2枚以上の処方箋の交付により、投薬期間の上限を超えると思われる処方箋を受け付け調剤を行っているなどの不適切な事例を指摘している。
 翌週又は翌月等に交付される予定のものと思われる処方箋を受け付け調剤を行っていることも不適切事例となる。

 「ファクシミリ ・ 電子メール等により電送された処方内容に基づいて行う薬剤の調製等」についても、次の不適切な例が認められたとしている。

(1)患者が処方箋を持参した場合に、処方箋の記載内容と[ ファクシミリ ・ 電子メール等 ]の処方内容が同一であることを確認していない。

(2)保険薬剤師が患家を訪問した場合に、処方箋の記載内容と[ ファクシミリ ・ 電子メール等 ]の処方内容が同一であることを確認していない。この場合に、処方箋を受領していない。

(3)処方箋を交付した保険医療機関において、[ 患者等以外の者から処方箋の受領 ・患者等以外の者に薬剤の交付 ]を行っている。また、処方箋の記載内容と[ ファクシミリ ・ 電子メール等 ]の処方内容が同一であることを確認していない。この場合に、処方箋を受領していない。(健康保険事業の健全な運営の確保が行われていないとも誤解され得ることは改めること。)

この記事のライター

関連するキーワード


保険調剤

最新の投稿


【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に係る保険薬局への影響」の調査結果を公表した。在宅分野では、在宅薬学総合体制加算2の算定率が22.1%から3.3%へ大きく低下した。


【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「穿刺血を用いる検査薬のOTC化等に関する要望書」を厚生労働省 医薬局長宛に提出したことを説明した。


【薬局倒産】株式会社浅川薬品(長野市)/事業停止、自己破産申請へ

【薬局倒産】株式会社浅川薬品(長野市)/事業停止、自己破産申請へ

【2026.08.06配信】帝国データバンク長野支店によると、株式会社浅川薬品(長野市)は7月31日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。


【OTC類似薬】鎮痛消炎外用薬、慢性かつ重度の変形性膝関節症などの負担増に経過措置

【OTC類似薬】鎮痛消炎外用薬、慢性かつ重度の変形性膝関節症などの負担増に経過措置

【2026.08.05配信】厚生労働省は8月5日、「第4回OTC類似薬の保険給付の見直しの実施に向けた技術的検討会」を開催。「中間とりまとめ(案)」を提示し了承した。今後、社会保障審議会医療保険部会等に報告し、令和8年秋頃を目途に結論を得る予定。


【健康増進支援薬局】省令案/受診勧奨後の情報提供回数を知事に報告/パブコメ

【健康増進支援薬局】省令案/受診勧奨後の情報提供回数を知事に報告/パブコメ

【2026.08.04配信】厚生労働省は7月31日、健康増進支援薬局などに関する省令案を示し、パブコメを開始した。受診勧奨を行った後に、当該医療機関や連携機関に対して、利用者の相談内容や薬剤及び医薬品に関する情報を提供した回数を知事に報告する事項とする。


ランキング


>>総合人気ランキング