カワチ薬品は最近の業績の動向を踏まえ、2020 年10 月23 日に公表した2021 年3月期通期の連結業績予想を上方修正する。また、2021 年1月22 日の取締役会において、期末配当予想を上方修正することも決議した。
今回公表した2021 年3月期通期連結業績予想数値(2020 年3月16 日~2021 年3月15 日)は、売上高2820億円(前回公表値との差+0.7 %)、営業利益95億円(同+11.8%)、経常利益105億円(同+10.5%)、純利益65億円(同+12.1%)。
当第3四半期連結累計期間の業績については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、感染予防関連商品(マスク・消毒関連等)が堅調に推移したことや、緩和されつつあるものの不要不急の外出自粛等もあり、生活必需品や内食傾向による巣ごもり消費関連商材の販売が好調であったこと等から、売上高は計画を上回ったことなどが要因。一方、利益については、予防関連商材等の需要増や創業60 周年記念キャンペーンの実施等により客単価が向上し、つれて粗利益率を押し上げたことや、販促活動の見直し等により広告宣伝費等の販管費が抑制されたこと等から、計画を上回った。
また、同社は2020 年7月をもって創業60 周年を迎えた。同社では「これもひとえに、株主の皆様をはじめ、関係各位の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます」とメッセージを送っており、2021 年3月期の期末配当予想について1株当たり45 円の普通配当に、創業60 周年記念配当
5円を加え、1 株当たり50 円の配当とすることとした。
なお、この剰余金の配当は、2021 年6月に開催予定の第54 回定時株主総会に付議する予定。
【第3四半期】カワチ薬品、売上高+7.0%、営業利益+127.2 %
https://www.dgs-on-line.com/articles/677【2021.01.25配信】カワチ薬品は2021年3月期 第3四半期決算を公表した。それによると、売上高+7.0%、営業利益+127.2 %などと好調だった。