(ペンネーム:ドラスト店長=登録販売者)
ドラッグストアの店頭で、40代の男性から、「普段からお腹をくだしやすくて…。何かお勧めはありますか?」との相談を受けました。
ご本人も胃腸が弱いことを自覚されているようで、「胃も弱いのでもたれやすく、普段からキャベジン(興和)を飲んでいるが、他にもいいものはありますか」とのご質問。
うかがうと、キャベジンを服用することで症状はだいぶよくなるとのことだったため、キャベジン自体を変えるのではなく、整腸剤を使用し、胃腸の調子を整え、強化していく提案をしました。
具体的には以下の商品をお勧めしました。
■「新ビオフェルミンS」(大正製薬HD)
■「ザ・ガード整腸錠α」(興和)
■「強ミヤリサン」(ミヤリサン製薬)ーーなど。
「新ビオフェルミンS」は、ビフィズス菌末のほか、フェーカリス菌末、アシドフィルス菌末という3つの菌が入っているため、腸内フローラを整えます。
「ザ・ガード整腸錠α」は、納豆菌末、ラクトミン(乳酸菌)、ビフィズス菌などの菌のほか、センブリ末、ケイヒ末、ウイキョウ末などの健胃生薬も入っているのが特徴です。
「強ミヤリサン」は、「生物でもっとも耐久性があると言われている芽胞を形成する酪酸菌(宮入菌)を主成分とした整腸薬」です。
また、最近では酪酸菌が注目を集めているようで、武田コンシューマーヘルスケアの「ビオスリーHiハイ錠」のCMを見る機会も増えました。
「ビオスリー」は当店では取り扱いがないのですが、CMによって酪酸菌に馴染みがある方も増えてきていると感じます。昔からある商品と同時に、新しい商品も合わせて、提案の商品の幅が広がるとよいと思っています。
また、辛い物などの刺激物を避けたり、ストレスがあるときには休息したりするなど、生活習慣を見直すことも大切なことをお伝えしました。
さらに、長引く場合や便に血が混ざる、あるいは熱があるなどの時は、医師に診ていただくようお伝えしました。
【編集部注】「登録販売者の窓」は医薬品販売の専門家である登録販売者の方に店頭での実際の相談、アドバイス例を掲載いただくコーナーです。
■今回、登場した製品
■「新ビオフェルミンS」(大正製薬HD)
■「ザ・ガード整腸錠α」(興和)
■「強ミヤリサン」(ミヤリサン製薬)
■「ビオスリーHiハイ錠」