マツキヨ、ベトナム1号店を出店。ベトナム現地企業との合弁会社から

マツキヨ、ベトナム1号店を出店。ベトナム現地企業との合弁会社から

【2020.10.19配信】マツモトキヨシホールディングスは、「マツモトキヨシ」のベトナム第1号店をオープンした。同社は2019年11月にベトナムの現地企業であるロータス・フード・グループと合弁事業契約を締結。2020年7月に共同出資による現地法人を設立していた。今回も、この共同出資企業からの出店。同国の代表的な繁華街であるホーチミンに出店した。


今後、ベトナムの購買動向を精査し、事業確立

 「マツモトキヨシ」のベトナム第1号店となるのは、「マツモトキヨシ ピンコムセンタードンコイ店」。

 出店するエリアはホーチン市を代表する繁華街として人気の1区レタントンエリア。「ショッビングを楽しむ方や観光で訪れる方々が多く、マツモトキョシが得意とする立地環境だと考えている」(同社)という。

 B2フロアにあり、売場面積は約274 ㎡。健康食品、化粧品、衛生用品、日用品、食品等を取り扱う。
 営業時間は9:30~22:00。無休。開店日は2020年10月18日。

 ロータス・フード・グループは、ベトナムにおいて食品製造業、輸出入、および流通卸業、外食産業を運営・統轄する企業。両社の間で2020年7月にドラッグストア事業の開発運営を行うマツモトキヨシベトナム ジョイントストック カンパニー(CEO 宮岡弘樹氏)を設立していた。
 出資比率はマツモトキヨシホールディングス51.00%、ロータス・フード・グループ48.87%、ロータス社の会長であるレ・バン・メイ氏0.13%(設立のリリース公表時)。

 マツモトキヨシホールディングスは、中長期的な経営戦略テーマのひとつとして、「グローバル化の更なる進展」を掲げ、関連会社によるタイ王国での店舗展開、子会社による台湾での店舗展開などアジアを中心とした海外市場への進出、展聞を加速している。
 ー方、国内インバウンド対応、グローバル会員獲得の仕組みづくり、海外で支持される商品関発の取り組みなど、 国内外の連携強化により蓄積されたノウハウを最大限活用し、アジア地域における事業基盤の早期確立を目指している。

 ベトナムにおけるドラッグストア事業の展開について検討を重ねるとともに、マツモトキヨシベトナム第1号店として有望な立地理境を調査し、出店に関する各種の準備を進めてきた結果、今回の第1号店出店に至った。
 今後は、店舗を通じてベトナムの顧客の購買動向やニーズを分析・検証するとともに、商圏特性などにもきめ細かく対応し、ベトナムでの事業確立を目指す。

この記事のライター

関連する投稿


【店頭トレンド発信】matukiyo LAB「サプリメントバー」体験レポート/傾聴のスキル育成に感嘆

【店頭トレンド発信】matukiyo LAB「サプリメントバー」体験レポート/傾聴のスキル育成に感嘆

【2021.09.06配】「地域のお客様の美と健康をトータルサポートする」をコンセプトに展開する「matukiyo LAB」。薬剤師・管理栄養士・ビューティスペシャリストが専門的な知識ときめ細やかなサービスを提供する新しいスタイルのマツモトキヨシだ。管理栄養士が提供するサービス「サプリメントバー」では顧客の悩みや生活習慣から必要な栄養素を提案、自分に合ったサプリメントをつくることができる。今回は実際にサプリメントバーを体験しレポートする。2021年10月にはココカラファインと経営統合を控えているマツモトキヨシ。前回レポートした対面サービスを含めて、両者ににどのような共通点があるのか。【記事=登録販売者ライター・「梨さん」】


【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【地域連携薬局】大阪府の認定取得薬局一覧/ドラッグストアではマツキヨとココカラファインが取得

【2021.08.21配信】大阪府が公表している8月1日時点の認定薬局を掲載する。ドラッグストアではマツモトキヨシとココカラファインが認定を取得している。


最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

【2021.08.16配信】ドラビズon-lineでは上場ドラッグストア企業の最新決算業績から、「調剤売上ランキング」を集計した。その結果、1位はウエルシアホールディングスだった。総売上ランキングでは5位のスギホールディングスが、調剤売上では2位となり、存在感を示した。総売上ランキングでは6位のココカラファインも調剤売上では4位に浮上。同社の調剤売上の対総売上比率は20%を超えている。今年のコロナ禍でも同社の調剤売上は前期比+9%となっている。10月に統合を控えるマツモトキヨシ ホールディングスとの調剤売上を合算すると調剤売上では上場ドラッグストア 企業中、2位に位置することもわかった。


【コロナワクチン職域接種】マツモトキヨシHDが実施を決定/まずは千葉県の本社で

【コロナワクチン職域接種】マツモトキヨシHDが実施を決定/まずは千葉県の本社で

【2021.06.17配信】マツモトキヨシホールディングスは6月17日、コロナワクチンの職域接種に協力することを決定した。エッセンシャルワーカーである従業員のための安全・安心な職場環境を整備する。


【コロナ対応のための出勤者数の削減状況公表】マツキヨとツルハが告知/マツキヨ7割、ツルハ5割の削減状況報告

【コロナ対応のための出勤者数の削減状況公表】マツキヨとツルハが告知/マツキヨ7割、ツルハ5割の削減状況報告

【2021.06.09配信】コロナ対応のための出勤者数の削減状況の公表が望ましいとされる中、マツモトキヨシホールディングスとツルハホールディングスはホームページ上で状況を告知した。マツモトキヨシHDは7割削減、ツルハHDでは5割削減の状況を報告している。


最新の投稿


【メディパルHD】渡辺秀一社長、リンパ腫診断を公表/長福副社長に代表権で代表取締役2名体制に

【メディパルHD】渡辺秀一社長、リンパ腫診断を公表/長福副社長に代表権で代表取締役2名体制に

【2025.05.23配信】メディパルホールディングスは5月23日、渡辺秀一社長がリンパ腫と診断されたことを公表。同日開催の取締役会において、長福恭弘副社長が代表権を持ち、代表取締役2名体制とするとともに、当面の間、長福恭弘氏が社長業務を代行するとした。


【緊急避妊薬のOTC化】評価検討会議は終結、薬事審議会での承認可否判断へ

【緊急避妊薬のOTC化】評価検討会議は終結、薬事審議会での承認可否判断へ

【2025.05.23配信】厚生労働省は5月23日、「第32回医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」を開催し、緊急避妊薬のスイッチOTC化について議論した。


【維新】“OTC類似薬”問題、議論打ち切り方針/自公維3党社会保障協議で

【維新】“OTC類似薬”問題、議論打ち切り方針/自公維3党社会保障協議で

【2025.05.23配信】日本維新の会は5月23日、自民党・公明党との3党による社会保障改革協議に関連して、「OTC類似薬の保険適用の見直し」の論議を打ち切る方針を示した。協議後に岩谷良平幹事長が会見で明らかにした。


【日本薬剤師会】緊急避妊薬の調査事業を報告/「世の中の流れはスイッチ化と理解」

【日本薬剤師会】緊急避妊薬の調査事業を報告/「世の中の流れはスイッチ化と理解」

【2025.05.22配信】日本薬剤師会(日薬)は5月22日に定例会見を開催した。その中で緊急避妊薬の薬局販売にかかる調査事業について報告した。


【日本保険薬局協会】「OTCセルフケア推進委員会」新設

【日本保険薬局協会】「OTCセルフケア推進委員会」新設

【2025.05.21配信】日本保険薬局協会は5月21日に定時総会を開き、今期、22期の活動計画を報告した。この中で、「OTCセルフケア推進委員会」を新設したと公表した。


ランキング


>>総合人気ランキング