両校は、「“教育の力”で、日本の医療が抱える構造的課題にアプローチする試み」としている。
メディセレ代表の児島惠美子氏は、「医薬品の供給不安やドラッグ・ロスといった日本の医療が直面する課題に対し、人材育成を通じて貢献したいと考えています」と提携の意義を強調する。
人材不足解消策に限らず、両校のノウハウを生かし、「合格率90%以上目標を掲げる教育のプロフェッショナルとしての挑戦」とする。
また、日韓の人材交流の架け橋にもなりたいと指摘。将来、日韓の強みを活かした医薬品共同開発などを進める上でも、両国の言語や文化、医療制度を深く理解した人材の存在が不可欠とし、そうした未来の連携を担う次世代のリーダーを教育を通じて育成したいとした。
韓国の薬学部に入学するのは非常に“狭き門”とされており、江南スカイ語学院は薬剤師になりたい韓国学生に機会を提供してきた実績がある。薬学部に在学中の韓国人留学生のうち90%が留年しているというが、江南スカイ語学院から輩出した学生へフォローを行い、留年する学生は10%しかいないという。
今後、今回のメディセレとの提携で、さらに留年する学生を減少させ、国試合格までフォローしていきたい考え。
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