日本OTC医薬品協会(会長:杉本 雅史氏)は、かねてから啓発を行っている「健康とくすり」について、早期からの教育の重要性がより高まっているとの考えから、このほど、帝京大学小学校(東京都多摩市)、 こうがい
港区立笄(こうがい)小学校(東京都港区)にて出前授業を行った。
同協会では、ヘルスリテラシーを向上するためには、学童期からのくすり教育が重要との考えに立ち、 学校教育現場等における保健体育のカリキュラムの中にも組み込まれている健康三原則(栄養、運動、 休養)を実施するためのサポートとして、体が不調な時のくすりの使い方に関する教材を当協会HPに公 開し、「健康とくすり」の啓発を行っている。
一方、近年話題となっている若年層のオーバードーズ問題なども鑑み、早期からの「健康とくすり教育」の重要性はより高まっていると考え、このほど、帝京大学小学校(3年生14名)、港区立笄小学校(5年生24名)への薬剤師の仕事・活躍の場所、健康とくすり教育、薬物乱用防止等について、出前授業を行うこととしたもの。
講義だけではなくクイズや実験を通して「健康とくすり」の重要性を伝えることで、児童たちも楽しみながらも内容を理解してもらうような工夫を凝らした。授業を通し、間違った「くすりの使い方」について情報もあり、改めて早期からの教育を行うことの重要性が確認されたという。
同協会では今後も小学生への出前授業だけではなく、HPによる情報提供などを通して、生活者の「健康とくすり教育」の啓発を進めていく方針。
出前授業の内容は以下の通り。
1 薬剤師のお仕事・活躍の場所 2 健康について考えよう
3 薬について知ろう
4 実験してみよう
5 薬物乱用って何? 6 まとめ
出前授業の感想は以下が寄せられた。
・児童A「今までお茶やジュースで薬を飲むとどうなるか気になっていたので、今回の実験で疑問が解決した」 児童B「自分の健康を守るためには、バランスよく食べて、運動して、しっかり休養・睡眠をとるのがいいと分かった」 児童C「薬の使い方を間違えると大変なことになるということなどを知りました」
・先生D「実験やクイズを交えていただけたので、子どもたちも薬について理解を深められたと 思います」

【OTC薬協】小学校に出前授業、「健康とくすり」
【2025.01.15配信】日本OTC医薬品協会は1月15日、小学校向けに「健康とくすり」の出前授業を行ったと公表した。
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