調査は令和5年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業」の「薬物乱用・依存状況の実態把握のための全国調査と近年の動向を踏まえた大麻等の乱用に関する研究」。対象は、層化二段無作為抽出法(調査地点:250)によって無作為に選ばれた15歳から64歳までの一般住民5000人。
令和5年度では市販薬の乱用経験についても初調査し、その経験者数の実態に迫った。
主な結果では、過去 1 年以内の乱用経験率は、0.75%だった。経験率から推計される経験者数は約65万人。
そのうち男性 0.70%、女性 0.80%。
10 代 1.46%、20 代 0.59%、30 代 0.69%、40 代 0.20%、50代 1.24%。60 代 0.51%であった。
乱用に用いた市販薬の入手先は、薬局・ドラッグストア等の実店舗 36.0%、家の常備薬 16.0%、インターネット 4.0%、入手先不明 56.0%であった(複数回答可)。
【OTC薬乱用の調査】「推計65万人」判明/厚労科学研究
【2024.06.20配信】このほど厚生科学研究調査で、市販薬の乱用経験者の推計が出た。65万人と推計された。
関連する投稿
【厚労省_医薬品制度部会】ドラッグストア協会への意見書提出/COML山口氏
【2024.07.05配信】厚生労働省が7月5日に開く「第4回厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」で、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口育子氏は意見書を提出。日本チェーンドラッグストア協会に対しても意見した。
【医薬品販売制度】神谷政幸参議院議員に聞く/強まる規制改革の声、「横串を刺すのが政治の仕事」
【2024.02.22配信】「医薬品医療機器制度部会」にステージを移した医薬品販売制度改正。これまでと今後の展望について、自民党の「厚生労働部会 薬事に関する小委員会」の事務局長として議論の行方にも関わってきた参議院議員の神谷政幸氏にインタビューした。
【厚労省】2月9日に「医薬品医療機器制度部会」開催/医薬品販売制度など薬機法改正項目を審議
【2024.02.02配信】厚生労働省は2月9日に「令和5年度第1回 厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催する。医薬品販売制度など次期薬機法改正にかかわる項目を審議する。審議模様はYouTubeにおいてライブ配信で公開される。
【規制改革推進会議】12月21日にWG開催/一般用医薬品の販売制度で/YouTube公開
【2023.12.19配信】内閣府規制改革推進会議は12月21日に、「健康・医療・介護ワーキング・グループ」(WG)をYouTube公開形式で開催する。
【医薬品販売制度検討会】異例の規制改革推進会議WGから意見書提出
【2023.11.30配信】厚生労働省は11月30日、「第10回医薬品の販売制度に関する検討会」を開催した。
最新の投稿
【厚労省_一般用薬乱用防止事業】登録販売者会がオブザーバー参加
【2024.10.22配信】日本医薬品登録販売者会(略称:日登会、会長:横山英昭氏=コスモス薬品社長)は、一般用医薬品の乱用防止事業にのワーキングスループにオブザーバー参加する。
【2024.10.21配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月18日に会見を開き、10月から年末にかけて、医薬品情報提供の「声掛け強化」キャンペーンを実施するとした。協会・業務執行理事の貞方宏司氏(サンドラッグ代表取締役社長CEO)が説明した。
【2024.10.19配信】日本病院薬剤師会は10月19日に地方連絡協議会を開催した。
【2024.10.18配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月18日に定例会見を開いた。
【ドラッグストア協会】顧問に磯部総一郎氏が就任/OTC薬協理事長と兼務
【2024.10.18配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月18日に定例会見を開いた。