データソースは同社の「SRI+」(全国小売店パネル調査)。
全国エリア、約6000店舗のドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアのPOSデータをオンライン収集しているもの。
■SRI+(全国小売店パネル調査)について
https://www.intage-healthcare.co.jp/service/research/otc/sri-plus/
それによると、2022年11月度のOTC医薬品市場概況は前年同月比114.3%。5年指数は104.3で過去5年間で2番目の実績となった。5年指数とは、過去5年間の11月の販売金額の平均を100とした場合の指数。
新型コロナ感染拡大に伴う需要や、政府からの冬季コロナ・インフル流行に備えた関連用品事前購入呼びかけの影響で、検査薬、総合感冒薬、解熱鎮痛剤、鎮 咳去痰剤、口腔用薬などは引き続き大きく増加した。
好調成分上位5つでは、検査薬前年同月比969.4%の42.0億円、総合感冒薬は同130.4%の85.4億円、解熱鎮痛剤は 同125.7%の65.2億円、鎮咳去痰剤同136.7%の32.8億円、ビタミンB1剤131.8%の31.3億円。
ビタミンB1剤や外用鎮痛・消炎剤においては、インバウンド該当店の貢献が大きかったとしている。
整腸薬は好調が続いており、腸活ブーム需要がある可能性も指摘される。
皮膚用薬(除殺菌)は、前年同月に比べ気温が高かったこともあり、ひび・あかぎ れ、手荒れ・保湿、乾燥によるかゆみ肌などのマイナス影響が大きく前年を下回った。

