個別改定項目としては基本的に地域支援体制加算への追加加点となる。地域支援体制加算には区分があるが、その区分と、後発医薬品調剤体制加算の区分、それぞれの状況に応じて加点を設けるとした。
この加点の施設要件として、以下のように提示した。
[追加の施設基準]
(1)地域支援体制加算に係る届出を行っている保険薬局であること。
(2)後発医薬品調剤体制加算に係る届出を行っている保険薬局であること。
(3)地域の保険医療機関・同一グループではない保険薬局に対する在庫状況の共有、医薬品融通などを行っていること。
(4)(3)※に係る取組を実施していることについて当該薬局の見やすい場所に掲示していること。
※取組の例
・地域の薬局間での医薬品備蓄状況の共有と医薬品の融通
・医療機関への情報提供(医薬品供給の状況、自局の在庫状況)、処方内容の調整
・医薬品の供給情報等に関する行政機関(都道府県、保健所等)との連携
地域支援体制加算の加点については以下のように示した。
(1) 後発医薬品調剤体制加算1又は2を算定する場合 + 「追加の施設基準」を満たす場合
・地域支援体制加算1 +●点
・地域支援体制加算2 +●点
・地域支援体制加算3 +●点※
・地域支援体制加算4 +●点※
※特別調剤基本料を算定している場合は増点後の80/100に相当する点数
(2) 後発医薬品調剤体制加算3を算定する場合 + 「追加の施設基準」を満たす場合
・地域支援体制加算1 +●点
・地域支援体制加算2 +●点
・地域支援体制加算3 +●点※
・地域支援体制加算4 +●点※
※特別調剤基本料を算定している場合は増点後の80/100に相当する点数
【編集部注】
その後、同日中の会議の場で答申まで行った。
点数は以下の通り。
https://www.dgs-on-line.com/articles/1915