【夏の就活中の薬学生必見】調剤報酬、薬局企業ランキングTOP10! 4社はドラッグストア企業 

【夏の就活中の薬学生必見】調剤報酬、薬局企業ランキングTOP10! 4社はドラッグストア企業 

【2022.08.29配信】ドラビズon-lineでは、調剤報酬に関わる企業ランキングを作成した。クリエイトSDホールディングスやクスリのアオキホールディングスなど、22年5月期決算を反映している。各社公表資料のほか、独自調査・取材などを基にしている。


ドラッグストアの躍進顕著、新生マツキヨココカラは6位

 その結果、トップ10は下表の通りとなった。

 ドラッグストア企業が4社ランクインしており、躍進が目につく。

 なお、新生マツキヨココカラ&カンパニーに関しては6位。22年3月期にはココカラの上期が反映されていないが、同社は上期に関して統合前2社の単純合算し合算した「調剤売上実績」を1436億円と公表している。ランキングはその数値に基づいた。ドラッグストアの中ではウエルシアホールディングスに次ぐ2番手となる。

 調剤を拡充しているドラッグストア企業では、地域連携薬局や専門医療機関連携薬局、健康サポート薬局等の認定・取得に積極的な企業も少なくない。さらには調剤業務の一部外部委託に関しても検討・準備を進めている企業もある。
 今後も調剤市場において、存在感を増しそうだ。

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【イベント概要】
■開催日時:2022年9月8日(木)19:30〜20:30 ZOOMミーティング
■内容
スポンサー企業なし!
1、業界紙記者歴20年の菅原幸子から本音で「オススメの薬局企業」を解説します。
・企業をみる時のポイント
・オススメ薬局企業のポイント
・薬局業界動向とこれからの薬剤師キャリアパス

2、薬剤師5年目の日髙玲於さんによる「就活の実際」
・何を基準に就職先を検討したか?
・自分のキャリアは別としてもいくつかのキャリアパスでお勧めはあるか?
・業種ではなく、企業を判断する時に見るべき指標は?
・最近の薬剤師業界の動向をどうみているか?それによって就職先を考えるときに考慮すべき点はあるか?
・ずばりオススメの薬局企業は?

【ドラビズon-line編集長・菅原幸子について】
老舗医薬品業界誌である株式会社ドラッグマガジンで20年にわたり、記者・編集に従事。「月刊ドラッグマガジン」編集長を務めた。2020年7月に株式会社ドラビズon-lineを起業、WEBメディア「ドラビズon-line」を運営する。「PRESIDENT Online」や「東洋経済オンライン」等で社会に業界情報の発信も行う。NHK「あさイチ」など、テレビ番組にも複数出演。
■ツイッター https://twitter.com/magazinesugawar



【薬剤師・日髙玲於さんについて】
若手ながら、精力的に活動を展開する薬剤師。薬剤師業界の歴史における知識、人脈は業界紙記者を圧倒するほど。新卒1年目から5年間在宅医療に関わる。在宅領域で働いている・働きたい医療 / 介護プレイヤー向けのコミュニティ「H△T」を主宰。このほど慶應義塾大学大学院(MPHプログラム)に進学決定。CoHoPe 代表、政経塾17期。 SHIP IHL12期生。Mission:「その人らしく最後まで生きられる社会をつくる」。
■ツイッター https://twitter.com/Leo__dents_inci



■日髙玲於さんからのプロローグ
・何を基準に就職先を検討したか?
①尊敬できる、入社してからも相談できる人がいる(人事ではなく)。
②自分の興味のある分野を経験させてもらえる(経験できる環境があり、意見を聞いてくれる)
③奨学金を返済しても生活できる収入がもらえる。
・お勧めのキャリアパスは?
 病院→薬局はやはり王道だと思います。私は結果的に薬局に進みましたが、元々は病院志望でした。ファーストキャリアを考える上で、ラストキャリアを考えることが大事だと思います。自分が定年退職するときに、どんな人になっていたいかを考えることが大切だと思います(後に変わっても良いです)。それは「自分が何によって覚えられたいか?」だと思います。 職場の中だけでの成長を考えれば、大手が研修機会は多いと思います。しかし、これだけオンラインが発達し、研修会が全国に機会がある中で、外部の勉強会に参加すれば、大手で受けているレベルの勉強会も受けられると思います。そのため、「研修制度がしっかりしているからという理由でだけで大手を志望する」ということは、あまりおすすめしていません。もちろん、大手でしかできない経験はいくつもありますので、キャリアパスとしては価値があると思います。ラストキャリアから逆算して、したい経験ができるところ選ぶのは良いと思います。
・企業を見るべき指標は?
 「その会社の将来性」だと思います。時代の変化に対応でき、常に変化する患者のニーズに応えていく姿勢が見られるであるかを判断すると良いと思います。私の時代は、儲からないけれど大切だからと在宅に踏み切っていた会社を中心に見ていました。 将来性を見るには、会社のビジョン(もしくは中期経営計画など)とその事業責任者の人間性を見ると良いと思います。多くの場合は、社長の話を直接聞くことが大切だと思います。会社は社長の器以上にはならないので、人事で決めるのではなく、社長は見たほうが良いと思います。また、大手では必ずしも社長が事業責任者ではなかったりするので、執行役員や部長の話も聞きつつ将来性を判断すると良いと思います。
・最近の薬剤師業界の動向は、「対人業務」「オンライン」「DX化」は重要なテーマであると思います。「会社の将来性」を見る上で、素晴らしい経営者はこのような時流のテーマについて、「動向」となる前の「兆し」の段階で、何かしらのアクションを起こしています。学生は会社に何を聞いても怒られることはないので、思い切って質問すると良いと思います。その相手の反応が、会社を判断する一つの要素になると思います。

以上になります。
当日は「プロローグ」に書けない実名企業をご紹介!
基本的に、フランクに質問し合う場としたいと思っています。
業界の現場を取材している記者として少しでも薬学生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

お気軽にご参加くださいませ。

【個人情報の取り扱いについて】
参加いただいた方々の情報は当社以外に提供することはありません。
ただ、当社が今後、薬学生向けイベントなどを開催します場合など、ご案内をさせていただく可能性があります。

■お申込み・詳細は下記URLより。
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