永田会長は薬剤交付支援事業について、予算上限が1億8000万円である中、12月までは3000万円の請求で、1月までの請求が5000万円を超える状況になっていた中、2月に1億1000万円の請求があり、予算上限額を超える見込みになったとした。
そのため、本来は2月28日実施分までだったが、2月中旬以降実施分の支援が難しくなったとした。
「国や東京都に継続できるような助成金等はないかなど交渉したが難しいとの返答でした。コロナ禍で医薬品提供体制を構築いただいたところでございますが、あまりにも患者数が想定外に増えたため、2月中旬以降の分につきましては請求いただいてもお支払いが難しい状況となりました。申し訳ございませんがご理解をいただけたらと思います」(永田会長)とした。
なお、この状況に関しては2日前に判明した内容とし、この場ではあくまで状況報告にとどまる。詳細は別途公表があると考えられる。
![【東京都薬剤師会】薬剤交付支援事業、予定より早く締め切り/患者数急増で予算上限に到達](/uploads/article/image/1480/card_%E8%96%AC%E5%B1%80.png)
【東京都薬剤師会】薬剤交付支援事業、予定より早く締め切り/患者数急増で予算上限に到達
【2022.03.26配信】東京都薬剤師会は3月26日、「第100回臨時総会」を開催した。この中で、永田泰造会長はコロナ対応における薬局からの薬剤配送費などを支援する「薬剤交付支援事業」に関して予算上限に達し、予定よりも早く締め切ることになったことを報告した。本来は2月28日実施分までを見込んでいたが、2月中旬分の以降の実施分に関しては支払いが難しくなる見込みになったとした。
関連する投稿
【2024.06.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は6月7日、定例会見を開いた。
【東京都薬剤師会】夜間・休日対応のリスト化で地区薬にアンケート調査実施
【2024.04.05配信】東京都薬剤師会は、「地域における夜間・休日の医薬品提供体制リスト化」に関して、地区薬剤師会に対してアンケート調査を実施する。
【東京都薬剤師会】薬事衛生自治指導、“調剤ポイント”不適178件
【2024.02.09配信】東京都薬剤師会は2月9日の会見で、「薬事衛生自治指導員巡回指導実施件数及び遵守状況について」を報告した。
【2024.02.09配信】東京都薬剤師会は2月9日の会見で、同会が主催する緊急避妊薬の調剤に関する研修申込が増加している状況を明かした。
【2024.02.09配信】東京都薬剤師会は2月9日に会見を開き、この中で2024年度調剤報酬改定についてコメントした。
最新の投稿
【厚労省】“研究用”抗原検査キット、薬機法で取り締まりの方向/該当性判断の上
【2024.07.25配信】厚生労働省は7月25日に「厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催し、体外診断用医薬品の特性を踏まえた制度の見直しについて議論した。その中で「研究等の医療以外の用途を標榜する試薬の提供業者への対応」を議題とした。
【2024.07.24配信】日本薬剤師会は7月24日、都道府県会長協議会を開催した。
【2024.07.19配信】厚生労働省は、現在3年間となっている処方箋の保存期間について見直す方針を示した。「第7回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で提示した。診療録の保存期間が5年となっている中、電子処方箋については処方箋を調剤済みとなった日から5年間保存するサービスを提供しているなどの環境変化を挙げている。今後、制度部会で議題とする方針。
【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表
【2024.07.19配信】薬局DX推進コンソーシアムは7月19日、大阪市から調剤業務一部委託事業の確認通知を受け取ったと公表した。
【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書
【2024.07.19配信】日本保険薬局協会は7月19日に開かれた厚労省「第7回 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で意見書を提出した。「健康サポート薬局、地域連携薬局、地域支援体制加算届出薬局が描く薬局像は、小異こそあれ、分立させるほどの違いはない」とした。