【厚労省】「調剤ベースアップ評価料届出様式の書き方」公表

【厚労省】「調剤ベースアップ評価料届出様式の書き方」公表

【2026.05.12配信】厚生労働省は5月8日、令和8年度調剤報酬改定で新設された「調剤ベースアップ評価料」について、「様式の作成方法(わかりやすい説明資料)」などを公表。動画も用意している。【資料】https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001698609.pdf 【動画】https://www.youtube.com/watch?v=YvbsuxTpYfo


 厚労省では「ベースアップ評価料特設ページ」を解説している。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00053.html

 この中で 「調剤ベースアップ評価料届出様式の書き方」では、4ステップの届け出手順を開設。
①届出の様式(エクセル形式)をサイトからダウンロード、②賃金改善状況について、今年度の8月に中間報告、次年度の8月に実績報告を必ず行う旨の誓約について入力、③対象となる職員を確認、④メールで提出ーーをするだけとし、「一人でもできる! 短時間でできる!!」などとメッセージを発信している。
 また、事後の報告書の案内も併せてしている。

 記入・提出する様式は2種。「別添2」(届出書)と、「様式103」 (「届出書添付書類」)。それぞれ記入すべき箇所はオレンジ色になっている。

 「別添2」(届出書)は、届出に際し過去に不正・不当な届出がないかなどの届出資格にチェックを入れる。
 
 「様式103」 (「届出書添付書類」)では、実績報告書を必ず届け出ることや全て対象職員の賃上げに充当することなどを誓約する。

 「様式103」 (「届出書添付書類」)では、「対象職員」の該当があるという要件クリアもチェック。
 対象職員とは、当該保険薬局に直接勤務する職員をいう。
 以下の者は対象職員に含めない。
・事業主、使用者、開設者、管理者(いわゆる管理薬剤師)、40歳以上の薬剤師並びに業務委託により勤務する者
・他の保険薬局又は事業所を主たる勤務先とし、当該保険薬局における調剤業務等に直接従事していない管理的業務に専従する者(本部職員、エリアマネージャー等)

 作成した届出書はメールで提出する。提出先は保険薬局がある地方厚生(支)局の都道府県事務所の専用メールアドレスになる。
 アドレスの一覧も紹介している。

 届出の業務負担は重くはなさそうだ。

 ただ、実績報告のことも意識しておく必要は当然ある。
 ベースアップ評価料により得られる収入は、翌年5月までに、対象職員の基本給又は決まって毎月支払われる手当の引上げ等に用いる必要がある。対象職員の基本給又は決まって毎月支払われる手当の引上げ、これらに伴う賞与、時間外手当、法定福利費(事業者負担分を含む。)等の増加分に充てる。

 6月から調剤ベースアップ評価料の届出を行う場合、5月までにベースアップ評価料の届出が必要。同年8月に中間報告書(今年度の賃金改善の取組状況)を作成、翌年8月に実績報告書 (次年度の賃金改善の取組状況)を作成する必要がある。

この記事のライター

関連する投稿


【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【2026.06.04配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングス(代表取締役社長:松井秀正氏)は6月4日、6月16・17日に開催を予定している「2026秋冬カテゴリー提案商談会」の事前説明会を開催した。今回の調剤報酬改定で新設された「門前薬局等立地依存減算」(調剤基本料の15点マイナス)を取り上げ、減算に備える売り場充足を提案するとした。


【調剤報酬通知訂正】在総加算2イ100点を施設でも一部算定可能に/要介護3以上の状態など

【調剤報酬通知訂正】在総加算2イ100点を施設でも一部算定可能に/要介護3以上の状態など

【2026.05.29配信】厚生労働省は5月29日、「令和8年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について」を発出した。調剤報酬では、個人宅の在宅訪問時を想定して新設した「在宅薬学総合体制加算2」イ100点について、要介護3以上の状態の患者などの要件を満たせば施設患者であっても算定可とした。令和8年度調剤報酬改定では「在宅薬学総合体制加算1」を30点に増点するとともに、「在宅薬学総合体制加算2」について、 単一建物診療患者が1人又は単一建物居住者が1人の場合「イ」を新設し、 100点とした。またイ以外の場合で50点を設けていた。


【調剤報酬改定_疑義解釈6】電子的調剤情報連携体制整備加算の施設基準について

【調剤報酬改定_疑義解釈6】電子的調剤情報連携体制整備加算の施設基準について

【2026.05.25配信】厚生労働省は5月22日、令和8年度診療報酬改定の「疑義解釈(その6)」を発出した。「電子的調剤情報連携体制整備加算」の「電子処方箋を受け付け、当該電子処方箋により調剤する体制を有する」との施設基準について、機能拡張はされても、令和5年1月 26 日から稼働した基本機能に対応していることで要件を満たすとした。


【調剤報酬改定_疑義解釈】小児向けアドレナリン点鼻液、一度に2瓶まで調剤可能

【調剤報酬改定_疑義解釈】小児向けアドレナリン点鼻液、一度に2瓶まで調剤可能

【2026.05.12配信】厚生労働省は5月8日に令和8年度調剤報酬改定の「疑義解釈資料の送付について(その5)」を発出した。


【門前薬局減算】令和8年6月1日以降の新規指定薬局は翌年からの適用あり

【門前薬局減算】令和8年6月1日以降の新規指定薬局は翌年からの適用あり

【2026.05.12配信】厚生労働省は5月8日に令和8年度調剤報酬改定の「疑義解釈資料(その5)」を発出した。


最新の投稿


【ED治療スイッチ薬】7月31日よりツルハ・ウエルシア等で先行発売開始/エスエス製薬

【2026.06.10配信】エスエス製薬(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:元島陽子氏)は6月10日、日本初のED用市販薬「シアリス」(要指導医薬品)を2026年7月31日(金)より先行発売すると公表した。


【日本薬剤師会】「学位取得支援サイト」を公開

【日本薬剤師会】「学位取得支援サイト」を公開

【2026.06.09配信】日本薬剤師会は6月2日、「学位取得支援サイト」を公開した。


【症状ごとの生活者における対処情報集】東京都医師会も参画し作成へ/セルフメディディケーション推進のデメリット低減

【症状ごとの生活者における対処情報集】東京都医師会も参画し作成へ/セルフメディディケーション推進のデメリット低減

【2026.06.09配信】6月6・7日に開かれた「第20回学術大会 日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会」で、「症状毎の生活者対処情報集の構築・提供プロジェクト」が令和8年度「厚生労働科学特別研究事業」の研究課題として採択されたことが報告された。


【東京都薬剤師会】「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」作成

【東京都薬剤師会】「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」作成

【2026.06.05配信】東京都薬剤師会(都薬)は6月5日に定例会見を開いた。その中で「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」を作成したことを説明。活用してほしいと促した。


【内閣府_地方分権改革】へき地等でのモバイルファーマシーの活用を提案/福井県、三重県

【内閣府_地方分権改革】へき地等でのモバイルファーマシーの活用を提案/福井県、三重県

【2026.06.04配信】内閣府地方分権改革推進室は6月3日、令和8年2月2日から令和8年4月21日までの間に応募があった地方分権改革に関する提案を公表した。福井県、三重県からはへき地等でのモバイルファーマシーの活用が提案された。


ランキング


>>総合人気ランキング