10月12日までに9月月次業績を公表した上場ドラッグストア企業のうち、全店売上が前年を下回ったのはサツドラHD−7.2%、スギHD−6.4%、薬王堂HD−4.9%、中部薬品(バローHDのドラッグストア事業)−4.7%、ウエルシアHD−1.2%など。コスモス薬品は+0.9%、クスリのアオキHDは+0.5%と全店はプラスだったが、既存店ではそれぞれ、−2.5%、−7.4%とマイナスだった。
“コロナ特需”の反動があったとも考えられる。また、昨年の9月は消費税増税前の駆け込み特需があった月のため、その分の影響が大きい。10月以降の推移を注目していきたい。
一方、そんな中でも突出して好調だったのがGenky DrugStoresで+24.3%だった。
そのほかにも全店売上が前期比プラスだったのは、ツルハHD+6.2%、カワチ薬品+3.8%だった。
月次業績は速報のため、実際の決算時の業績とは異なる可能性がある。
また、各社の月次の区切りが月末の企業と、月途中の企業があるため、同じ時期の比較ではない。天候等により業績の違いに影響が出ていることも考えられる。
