調剤事業に関しては、2825億円4800万円となり、前期比110.0%。売上比率は22.0%(前期は21.1%)となった。
調剤は併設推進による処方箋枚数増加などの影響により伸長した。
調剤の粗利率は37.7%。2024年4月薬価改定による影響があったものの、各種加算の取組みなどを進めたことで前期比0.1ポイント減少となったという。
物販売上に関しては医薬品はマスクなどの需要落ち着きが影響。食品は単価上昇の影響や、客数対策のチラシ販促商品などが伸長した。
物販の粗利も前期比0.1ポイント減の28.2%となった。物販の粗利率については、医薬品ではインフルエンザ流行などにより風邪関連商品の需要が増加し改善。化粧品はセルフ化粧品需要が増加し改善。食品は低下。客数対策のチラシ販促強化による影響としている。
同社は調剤調剤事業では「地域No.1の健康ステーション」を標榜。
かかりつけ薬剤師、在宅訪問などを通し地域との接点を拡大しているとしている。
調剤併設推進と並行して、地域に根差した取組みも推進しているとした。
なお、当連結会計年度は売上高1兆2850億500万円、営業利益364億900万円、経常利益408億3700万円、親会社株主に帰属する当期純利益149億5800万円だった。

【ウエルシアHD】調剤粗利、0.1ポイント減の37.7%/2025年2月期
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