財政審の建議の内容を説明した森昌平副会長は、個人的な見解と断った上で、「過密なところにあえて薬局を開設することについて検討されるのではないか」との見解を示した。
財政審では薬局が増加傾向にあることに触れた上で、「薬局数の集約化・適正化は喫緊の課題であると考えられる」としていた。
これを受け、森副会長は「偏在対策」について示唆されているとの見方を示した上で、医師については偏在対策がすでに打たれており、外来についても偏在の是正が検討されている中、「薬局は過疎地域や僻地に薬局がなく国民がアクセスができないエリアがある一方で、大病院前に10軒の薬局が並んでいるところもある。こういうことに財務省の目がいった」と述べた。
【日本薬剤師会】「過密地域への薬局開設について財務省の目がいった」
【2025.05.28配信】日本薬剤師会は５月28日に都道府県会長協議会を開いた。この中で財務省「財政制度等審議会」から公表された、いわゆる「春の建議」の内容について見解を示した。
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