石破首相「必要な医療アクセスに配慮しつつOTC医薬品との負担のバランスの観点から保険給付のあり方を見直す項目進める」
質疑全文は以下の通り。
■前原誠司議員(日本維新の会)
社会保険料を引き下げる入口としてのOTC類似薬の保険適除外についてでございます。
現役世代の社会保険料を下げるためにOTC類似薬の保険適用を見直し、社会保険料の応能負担の徹底、医療DXによる生産性向上などの社会保険改革を進めて、社会保険料を下げるべきだと我々は考えております。そのためには広範な議論を継続的に行っていくことが肝要でありまして、社会保険料を下げて国民負担を軽減するために3党でハイレベルの協議体を設置して話し合いを行って結論を出していくということについて、まあすぐにこれは結論の出る話ではありませんので、予算の賛否という目先の問題だけではなくて、この問題についてはしっかりとこういう3党での協議体を設置して結論を出していくべきだと考えておりますが、総理はどのようにお考えでしょうか。
■石破茂首相
問題意識は共有しております。
その上でOTC類似薬の保険給付のあり方の見直し、具体的には例えて申しますと、OTC医薬品と効能効果が同等なOTC類似薬について患者さんにとって必要な医療へのアクセス、これに配慮しつつOTC医薬品との負担のバランスの観点から、保険給付のあり方を見直す、能力に応じた負担を徹底する、医療DXを通じました効率的で質の高い医療の実現などの項目を含めました社会保障改革を進めていくことにより国民負担を軽減するということは大事な課題でございまます。その実現のため、与野党の垣根を越えて検討を深めるということは大変意義深いことでございまして、政党間協議が整えば、これらの項目につきまして令和8年度から具体的措置を実行するなど、社会保障改革の実現に向けた政党間の協議体を設けるよう私として党に指示したいと考えております。
■前原誠司議員
まあとにかく少数与党の中で熟議の国会というものが求められていると思います。我々野党の立場として厳しく対峙するところは厳しく対峙をいたしますけれども、建設的な提案を行って政策を進めていくという姿勢でこれからも臨んでいきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。