【デジタル薬局コンソーシアム結成】メディカルシステムネットワーク主導、薬樹やフォーラルが参画

【デジタル薬局コンソーシアム結成】メディカルシステムネットワーク主導、薬樹やフォーラルが参画

【202q1.02.08配信】メディカルシステムネットワーク子会社のファーマシフトは調剤薬局のデジタル化を実現する「デジタル薬局コンソーシアム」を結成する。薬樹やフォーラルなどの7 社750 店舗にLINE 公式アカウントを活用した「かかりつけ薬局化支援サービス」の導入が決定している。


 メディカルシステムネットワーク子会社のファーマシフトは、「デジタルの力を用いて調剤薬局のあり方、ひいては医療のバリューチェーン全体を、調剤薬局を起点にアップデートし、新たな医薬プラットフォームを構築すること」を目的として、調剤薬局各社と「デジタル薬局コンソーシアム」を結成する。

 現在「デジタル薬局コンソーシアム」には 7 社 750 店舗の参画が決定しており、この全ての店舗において LINE 公式アカウントを活用した「かかりつけ薬局化支援サービス」を導入していく。

 ファーマシフトは、デジタル時代の「新たな医薬プラットフォーム」の創造を目的として設立されたメディカルシステムネットワークとオプトの合弁会社。
 今回、ファーマシフトが開発した LINE 公式アカウントを活用した「かかりつけ薬局化支援サービス」は、患者と薬局がLINE公式アカウントを活用してつながるための新たなコミュニケーションツール。このツールにより、薬局の「かかりつけ」機能の強化を支援し、患者自身で服薬情報を一元管理することができる。

 同社では、「かかりつけ薬局化支援サービスは患者と薬局の双方にとって大きなメリットがある」として、早期普及とプラットフォーム化を目指す。デジタル薬局コンソーシアムは、本サービスのファースト・ユーザーとして 3 月以降順次サービスを導入するとともに、全国の薬局に対する普及・利用促進と、サービス導入企業全体の店舗網を活かした新規事業の開発を行っていく。

 すでに参画が決定している企業は、株式会社サノ・ファーマシー(本社:秋田県秋田市、代表取締役社長:佐野 元彦氏)、株式会社はいやく(本社:静岡県榛原郡、代表取締役社長:原 匡氏)、株式会社パル・オネスト(本社:埼玉県富士見市、代表取締役:齋藤 裕之氏)、株式会社フォーラル(本社:東京都江東区、代表取締役社長:松村 達氏)、株式会社メディックス(本社:東京都調布市、代表取締役:松村 有里子氏)、薬樹株式会社(本社:神奈川県大和市、代表取締役:入江 充氏)、株式会社メディカルシステムネットワーク。

 近年、薬局が果たすべき役割は対物業務から対人業務へとシフトし、昨年の薬機法改正により薬の服用期間中は薬局からのフォローアップが義務付けられるなど、薬局には「かかりつけ薬局」としてのさらなる機能強化が求められている。このような状況において、従来の薬局の店頭での対応や薬剤師からの電話連絡に加えて、患者と薬局が「つながる」ための新たなコミュニケーションツールが必要とされている。そこで、今回、薬局の「かかりつけ」機能の強化を支援し、患者自身による服薬情報の一元管理を実現するサービスとして LINE 公式アカウントを活用した「かかりつけ薬局化支援サービス」を開発したという。

 「かかりつけ薬局化支援サービス」は、LINE 公式アカウントを活用し、患者と薬局が “つながりやすい環境”を提供することで「かかりつけ薬局」としての機能を強化できるサービス。ファーマシフトの LINE 公式アカウントに友だち登録すると、かかりつけの薬局をはじめ、利用している薬局を複数登録でき、患者は各薬局の利用状況を一元管理することができる。登録可能な薬局は、本サービスを導入している薬局に限られる。

 以下の各機能の他、薬履歴の管理や服薬フォロー等が利用できる。
①トーク画面 :リッチメニューから様々な機能を利用可能。
②処方箋送信 :病院で受け取った処方箋を、希望する薬局に LINE から簡単に送信可能。
③問診 :紙の問診票に替わり、患者自身の携帯で問診に回答可能。

 メディカルシステムネットワークグループが展開する「なの花薬局」10 店舗で本サービスのテスト導入を行ったところ、来局者(LINE 利用を問わず)のうち約 3 人に 1 人、LINE 利用者に限っては約半数が LINE 公式アカウントの友だち登録を行い、登録者数は 5,000 名を突破(2021 年 1 月末現在)。現在も登録者数は増加しているという。

 今後は、デジタル薬局コンソーシアム各社と協力し、LINE 公式アカウントを活用した「かかりつ
け薬局化支援サービス」を全国の薬局で利用してもらい、薬局業界共通のプラットフォームとすることを目指していくとする。2021 年末に2,000 店舗、2023年末に15,000 店舗の利用を目標とする。

この記事のライター

関連する投稿


【日薬】医薬品情報共有「N-Bridge」運用開始/薬剤師会に対しては従来のFAXコーナーから切り替え

【日薬】医薬品情報共有「N-Bridge」運用開始/薬剤師会に対しては従来のFAXコーナーから切り替え

【2025.10.08配信】日本薬剤師会は10月8日に定例会見を開き、医薬品情報共有機能を含めた薬局DX基盤サービス「N-Bridge」の運用を開始すると説明した。薬局に対しては、電子お薬手帳・処方箋受付・医薬品情報共有・医薬品発注等の機能を統合したシステムを提供する。電子お薬手帳システム等を続合し、各都道府県・地域・支部 薬剤師会に対して従来のFAXコーナーから切り替えを行う見込み。


【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【2025.08.08配信】日本薬剤師会が公表した「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」。このうちの1つの事項である「地域の医薬品情報の把握・共有の取組」。この実践へ向けて情報共有のためのシステム選定の動きも活発化してきた。こうした中、メディカルシステムネットワーク(MSNW)では、もともと地域薬剤師会と共に開発を進めてきた「LINCLEちいき版」の提案を強化している。すでに10以上の都道府県薬剤師会への提案を進行中だという。


【日本調剤】オンライン診療「LINEドクター」でのオンライン服薬指導の提供開始

【日本調剤】オンライン診療「LINEドクター」でのオンライン服薬指導の提供開始

【2023.01.24配信】日本調剤は、LINEヘルスケア株式会社と連携し、LINEヘルスケアが提供するオンライン診療「LINEドクター」でのオンライン服薬指導の提供を開始することを発表した。


【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用

【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用

【2022.05.17配信】日本調剤は産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」について厚生労働省より認定を受けたと公表した。


【薬王堂HD】西郷泰広氏が薬王堂のDX推進部長に/DX推進室を部に昇格

【薬王堂HD】西郷泰広氏が薬王堂のDX推進部長に/DX推進室を部に昇格

【2021.10.25配信】薬王堂ホールディングスは同社子会社の薬王堂のDX推進部長に西郷泰広氏が就く人事を公表した。DX推進室を部に昇格する。


最新の投稿


【中医協】診療側意見、「かかりつけ薬剤師・薬局に対する評価」要望

【中医協】診療側意見、「かかりつけ薬剤師・薬局に対する評価」要望

【2025.12.26配信】厚生労働省は12月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。令和8年度診療報酬改定への各号意見が表明された。


【中医協】支払側意見、調剤基本料1除外を要望/600 回超かつ集中率 85%超、特に都市部薬局で

【中医協】支払側意見、調剤基本料1除外を要望/600 回超かつ集中率 85%超、特に都市部薬局で

【2025.12.26配信】厚生労働省は12月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。令和8年度診療報酬改定への各号意見が表明された。


【令和8年度診療報酬改定】本体+3.09%、令和8年度及び令和9年度の2年度平均として

【令和8年度診療報酬改定】本体+3.09%、令和8年度及び令和9年度の2年度平均として

【2025.12.24配信】12月24日の予算大臣折衝を踏まえて、令和8年度の診療報酬改定が決定した。令和8年度及び令和9年度の2年度平均として、本体を+3.09%とする。令和8年度+2.41%、令和9年度 +3.77%とする。


【中医協】オンライン受診施設、保険薬局内の開設に懸念

【中医協】オンライン受診施設、保険薬局内の開設に懸念

【2025.12.24配信】厚生労働省は12月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、オンライン受診施設に関して保険薬局内の開設に関する課題を提示した。委員からは、いわゆる療担規則に規定のある「経済上の利益の提供による誘引の禁止」などに照らすと懸念があるとして反対意見が相次いだ。


【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み

【日本薬剤師会】会員1671人減少、10万人切る/組織強化委員の報告書は年明け完成見込み

【2025.12.23配信】日本薬剤師会は12月23日に定例会見を開き、日本薬剤師会の全国会員数調査報告について報告した。


ランキング


>>総合人気ランキング