【大木ヘルスケアHD】松井秀正社長「ドラッグストアは行政とも連携しビジネスモデル変革を」

【大木ヘルスケアHD】松井秀正社長「ドラッグストアは行政とも連携しビジネスモデル変革を」

【2025.02.14配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングスは2月14日、同社提案会開催中の会場にて会見を開いた。この中で同社社長の松井秀正氏はドラッグストアは今後、「行政とも連携してビジネスモデルを変革していく必要がある」と語った。同社はこれまでも販売だけでなく店頭で行政とも連携した健康イベントの実施を提案・支援するなどの試みを展開している。今回の提案会でも店頭でのフレイル予防に資する取り組み提案などを行っている。


 背景として松井社長が取り上げたのは米国の調剤併設型ドラッグストアの衰退やインバウンドでの購買比率の減少などだ。

 松井社長は米国調剤併設型ドラッグストアの衰退の要因は「安く買うなら安売店」「利便性であればアマゾン(ネット)」というように競合が激化した中でドラッグストアが業態を変革できなかったことを挙げた。

 その上で、日本のドラッグストアにおいては一定の高付加価値製品の取り扱いを増加させることや、店頭での健康イベントを実施することなどを掲げた。

 今回の提案会のテーマでもあり、今後、大木ヘルスケアが柱となると考えているカテゴリーとして、以下を掲げた。

1 ドラッグストアで手軽に フレイル予防
2 意外と知られていない!更年期女性の高血圧問題
3 健康と快適な生活をテーマに新たな売上に貢献するイベントプログラム 提案
健康イベント1~正しい姿勢の歩き方 ノルディックウォーキング
健康イベント2〜脳活性化プログラム シナプソロジー (株)エーエスピーによるリアルな体験イベント
4 機能欠落のない、大木のマスク棚割り提案
5 衛生用品は大木にお任せください!「治癒絆創膏売場拡充で売上UP」
6 災害備蓄提案
7 用途機能欠落のないサポーター棚割り提案
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