松井社長は会見の中で、注目してほしいカテゴリーの1つとして「フェムケア」を挙げた。
「日本ではなかなかフェムケアが広がらない」(松井社長)とし、情報の伝わり方に困難さがあると指摘。生理関連でも多くの売り場では解熱鎮痛薬コーナーの一部に女性コーナーがあるのが現状と説明し、伝える場が足りないとした。
今回の提案会では「生理用品売り場をアップデート」とした棚を提案。紙ナプキンだけでなく、デリケートゾーンのニオイの問題や、月経カップなどを陳列。温めを訴える温座パットなどを提案している。
同社はフェムケアのコミュニケーションアイコンとして、オリジナルのキャラクターである「miguちゃん」とつくっている。
フェムケア単独の新しい売り場をつくるのにはハードルが高いという店頭の声に対しては、売り場の中にmiguちゃんのPOPなどを掲示することで、女性の顧客に対し“自分にとって必要な商品だ”と気づいてもらうことを促している。
実際に生理中の栄養補給を訴求する健康食品では、商品にmiguちゃんPOPを販促物として活用する事例などが出ているという。