【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【大木ヘルスケアHD】“門前薬局減算”に備える売り場充足を提案

【2026.06.04配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングス(代表取締役社長:松井秀正氏)は6月4日、6月16・17日に開催を予定している「2026秋冬カテゴリー提案商談会」の事前説明会を開催した。今回の調剤報酬改定で新設された「門前薬局等立地依存減算」(調剤基本料の15点マイナス)を取り上げ、減算に備える売り場充足を提案するとした。


 門前薬局等立地依存減算に備える売り場充足の提案に関しては、提案会が秋冬用ということもあり、「季節の悩み」に対応できるもので、かつエビデンスを一定説明できる医薬部外品を中心に提案するという。

 具体的にはヘパリン類似物質を含有したスキンケアシリーズなどを提案する。また、シリンジ法の妊活キットなども推奨する。こうした商品カテゴリーにおいては、同社グループ会社とメーカーがタッグを組んだ商品が豊富に揃っている。
 HD子会社の大木製薬では安定型ハイドロキノンを配合した夜用ポイントケアクリー ム「アバンタイム トーンショットクリーム」なども展開している。

 “調剤”主軸の薬局に対しては、周辺の診療科との兼ね合いも考慮した推奨商品を提案する予定。

 株式会社大木の営業企画部部長の高松誠氏は、今回の提案会のテーマについて「新しい売り上げをつくる」といった基本コンセプトはあえて変更していないとするとともに、ここ数年、提案会で取り上げている「75歳まで働く社会への貢献」というテーマを深掘りしていきたいとした。
 そのためには本人自身の健康な心身が必要で、ドラッグストア・薬局等がそれを支援することが必要との考え。同社では物販だけでなくセルフケア支援ビジネスの提案もしていきたいとする。
 
 アメリカのドラッグストアの変化にも触れ、「生活基幹業態にどこがなれるか」が勝負となっているとして「大木をそれに活用してほしい」(高松氏)との考えを示した。
 アメリカのドラッグストアでは効率化のために商品アイテム数を絞る施策をとった結果、大幅に売り上げが下がり施策を撤回した事例があるとし、同社では「カテゴリー内ニーズ充足率」という造語を設定し、1つのカテゴリー内で商品アイテムを増やすラインロビングを広げることを提案する。
 カテゴリー内で商品数を増やすことで売り場に入りきらなくなるのではないか、との考えに対しては、高松氏は私見と断りつつ、「企業哲学や店舗立地でカテゴリー設置の見直しもあり得る」とし、カテゴリーは見直しをしつつも、設けたカテゴリーについては豊富な商品を揃える必要性を示唆した。

 同提案商談会は6月16日(火)~6月17日(水)、TRC 東京流通センターにて開催される予定。快適生活用品、介護関連用品、園芸・ペット用品、医薬品、コンタクトレンズ&補聴器、医療器衛生材、健康食品、フェムケア、コスメ&バラエティー用品などを提案する。

この記事のライター

関連する投稿


【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に係る保険薬局への影響」の調査結果を公表した。在宅分野では、在宅薬学総合体制加算2の算定率が22.1%から3.3%へ大きく低下した。


【CBD製品】安心して利用できる環境の構築を目指して/業界協議会がセミナー

【CBD製品】安心して利用できる環境の構築を目指して/業界協議会がセミナー

【2026.07.31配信】CBD製品の安全を確保し消費者が安心して利用できる環境を構築することを目的に設立された団体である一般社団法人カンナビジオール安全・安心協議会がセミナーを開催した。7月31日に開かれた「第26回JAPANドラッグストアショー」のビジネスセミナーとして開いたもの。


【厚労省】調剤報酬改定疑義解釈「その10」発出/かかりつけ薬剤師フォローアップ加算についてなど

【厚労省】調剤報酬改定疑義解釈「その10」発出/かかりつけ薬剤師フォローアップ加算についてなど

【2026.07.17配信】厚生労働省は7月17日、令和8年度調剤報酬改定の疑義解釈「その10」を公表した。


【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【2026.06.11配信】日本保険薬局協会は6月11日、定例会見を開いた。この中で「調剤報酬等に係る解説」を作成したことを報告。協会正会員限定への提供とすることで、協会会員のメリットも訴求したい考え。


【調剤報酬通知訂正】在総加算2イ100点を施設でも一部算定可能に/要介護3以上の状態など

【調剤報酬通知訂正】在総加算2イ100点を施設でも一部算定可能に/要介護3以上の状態など

【2026.05.29配信】厚生労働省は5月29日、「令和8年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について」を発出した。調剤報酬では、個人宅の在宅訪問時を想定して新設した「在宅薬学総合体制加算2」イ100点について、要介護3以上の状態の患者などの要件を満たせば施設患者であっても算定可とした。令和8年度調剤報酬改定では「在宅薬学総合体制加算1」を30点に増点するとともに、「在宅薬学総合体制加算2」について、 単一建物診療患者が1人又は単一建物居住者が1人の場合「イ」を新設し、 100点とした。またイ以外の場合で50点を設けていた。


最新の投稿


【ドラッグストア協会】ドラッグストアの調剤規模9.1%増の1兆6586億円に/実態調査公表

【ドラッグストア協会】ドラッグストアの調剤規模9.1%増の1兆6586億円に/実態調査公表

【2026.09.01配信】日本チェーンドラッグストア協会は9月1日に定例会見を開き、「2025年度JACDS 実態調査結果」を公表。ドラッグストアの調剤規模については前年比9.1%増の1兆6586億円となった。


【後発医薬品調剤率】直近8年で初の減少/令和7年度は81.1%

【後発医薬品調剤率】直近8年で初の減少/令和7年度は81.1%

【2026.08.31配信】厚生労働省は8月31日までに「令和7年度調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。それによると、後発医薬品調剤率において、少なくとも直近8年間の調査結果中、初の減少となった。


【スギ薬局】トライアルの店舗内に調剤薬局オープン/福岡県で

【スギ薬局】トライアルの店舗内に調剤薬局オープン/福岡県で

【2026.08.31配信】スギホールディングスは8月28日、EDLP(エブリデイ・ロー・プライス)を掲げ食品や日用品を販売するトライアルの店舗内に調剤薬局をオープンすると公表した。福岡県内の2店舗。


【令和7年度調剤医療費】3.8%増の8兆7242億円/後発医薬品割合が薬剤料ベースで減少

【令和7年度調剤医療費】3.8%増の8兆7242億円/後発医薬品割合が薬剤料ベースで減少

【2026.08.31配信】厚生労働省は8月31日までに「令和7年度調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。


【パブコメ】薬局からのトレーシングレポート、2030年メドに電子化実装/医療情報化推進方針案

【パブコメ】薬局からのトレーシングレポート、2030年メドに電子化実装/医療情報化推進方針案

【2026.08.28配信】厚生労働省は8月28日、医療情報化推進方針案についてパブリックコメントを開始した。改正医療法では支払基金が改組するDX審査支払機構における医療DX業務に対し、国によるガバナンスを発揮する観点から、厚生労働大臣が医療情報化推進方針を作成することとされている。


ランキング


>>総合人気ランキング