日本チェーンドラッグストア協会理事の関口周吉氏は「販売区分」に関連して、薬機法上の「登録販売者」との名称を「医薬品登録販売者」という名称にすることを要望した。
通知によって名札等では「医薬品登録販売者」の名称を使用することは認められている。しかし、関口氏は消費者にとってもわかりやすいよう、薬機法上でも「医薬品登録販売者」の名称に変更してほしいと要望した。登録販売者の自覚とモチベーションにもつながるとした。
同日の検討会では、「比較的リスクの低い医薬品の販売における専門家の関与と情報提供」の在り方の議論がされ、具体例としては「購入する医薬品と購入者の状況を専門家が確認できる動線・体制の確保」などが挙げられた。
こうした論点については関口氏は、必要な情報提供に努力していく姿勢を示す一方で、「必要とする人とそうではない人がいる」と指摘。「のべつまくなしの実施は医薬品を購入しないということにつながり医薬品のアクセスを阻害する可能性がある」と述べた。その上で「こうした実情を配慮した制度設計を」と求めた。
日本医師会常任理事の宮川政昭氏は、日本チェーンドラッグストア協会会長の池野隆光氏が登録販売者の質の向上を課題にしていることを挙げ、「質が問われている」と指摘。「不要論が出ているというが質が高ければ質が問われることはない」と述べた。登録販売者の名称変更については、「呼称の変更をいうのであれば(情報提供の)構造設備があれば質の担保がされていることになる。物品ではなく医薬品だから必要」とした上で「やってから言わないと」とした。
【厚労省医薬品販売制度検討会】ドラッグストア協会、「薬機法上で“医薬品登録販売者”へ名称変更を」
【2023.10.30配信】厚労省は10月30日、「第9回医薬品の販売制度に関する検討会」を開催し、追加の議論として「販売区分について」を議論した。この中で日本チェーンドラッグストア協会は薬機法上の「登録販売者」との名称を「医薬品登録販売者」という名称にすることを要望した。
関連する投稿
【厚労省_医薬品制度部会】ドラッグストア協会への意見書提出/COML山口氏
【2024.07.05配信】厚生労働省が7月5日に開く「第4回厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」で、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口育子氏は意見書を提出。日本チェーンドラッグストア協会に対しても意見した。
【2024.06.20配信】このほど厚生科学研究調査で、市販薬の乱用経験者の推計が出た。65万人と推計された。
【医薬品販売制度】神谷政幸参議院議員に聞く/強まる規制改革の声、「横串を刺すのが政治の仕事」
【2024.02.22配信】「医薬品医療機器制度部会」にステージを移した医薬品販売制度改正。これまでと今後の展望について、自民党の「厚生労働部会 薬事に関する小委員会」の事務局長として議論の行方にも関わってきた参議院議員の神谷政幸氏にインタビューした。
【厚労省】2月9日に「医薬品医療機器制度部会」開催/医薬品販売制度など薬機法改正項目を審議
【2024.02.02配信】厚生労働省は2月9日に「令和5年度第1回 厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催する。医薬品販売制度など次期薬機法改正にかかわる項目を審議する。審議模様はYouTubeにおいてライブ配信で公開される。
【規制改革推進会議】12月21日にWG開催/一般用医薬品の販売制度で/YouTube公開
【2023.12.19配信】内閣府規制改革推進会議は12月21日に、「健康・医療・介護ワーキング・グループ」(WG)をYouTube公開形式で開催する。
最新の投稿
【2026.07.10配信】日本総研調査部上席主任研究員・成瀬道紀氏は7月10日、『箱出し調剤で薬剤師を単純作業から解放を―調剤コスト1兆円削減と薬局薬剤師20万人の職能発揮へ向けてー』と題したレポートを公表した。
【薬局説明会】ゲーム「ぷよぷよ」で脳トレ/施設でのレクに、月額3000円~
【2026.07.10配信】株式会社エンタケア研究所(本社:東京都、代表取締役CEO:高丸 慶氏)は、レク等で使える施設向け脳トレーニングゲーム『施設向け脳トレーニングゲーム『ぷよぷよトレーナー』を2026年10月1日に正式ローンチすると公表した。また、正式ローンチに先立ち、全国の介護福祉施設・医療関係者・自治体・薬局関係者を対象としたオンライン説明会を2026年7月に全8回開催する。『ぷよぷよトレーナー』を通じて、介護現場における「楽しい」「続けられる」「効果が期待できる」新しいレクリエーション体験の社会実装を推進していく考え。薬局業界では保険薬局経営者連合会と共に協定締結、薬局に関するユースケースの開発を行っていく計画。
【日本保険薬局協会】「中東情勢に伴う調剤関連資材等への影響」調査結果報告
【2026.07.09配信】日本保険薬局協会は7月9日に定例会見を開き、中東情勢の緊迫化に伴う「調剤関連資材等への影響」に関する実態の調査を報告した。
【日本保険薬局協会】スイッチOTCの特定企業“先行販売”に苦言/「販売要件を満たす薬局が同じタイミングで販売できるよう」
【2026.07.09配信】日本保険薬局協会は7月9日、定例会見を開き、冒頭の会長挨拶で藤井江美氏は、スイッチOTCの販売について特定の企業に対して先行販売をしている実態に苦言を呈した。「販売要件を満たす薬局が同じタイミングで販売できるよう要望していく」と話した。
【厚労省】通知「薬剤師の調剤応需義務等について」発出/カスハラで調剤拒否可能
【2026.07.09配信】厚生労働省は7月8日、通知「薬剤師の調剤応需義務等について」を発出した。