髙橋新会長は、規制改革推進会議などの動向に危機感を示し、「将来の薬剤師の姿がどうなっていくのか。看過していると、薬剤師の居場所、立ち位置なくなってしまうのではないか」と指摘した。その上で、「一人では声は大きくならない。都薬はオーケストラで東京都薬剤師会としてまとまっていきたい」と強調した。
また、職能対策部を担当する髙松登氏は、「病院との連携、薬薬連携を含めて薬剤師の職能をアップできるように地域連携を進められるような、資質向上につながるような研修を進めたい」と抱負を指摘した。特に「職能を目指して自立的、自発的な取り組みが起こるようなことを意識して進めたい」と話した。
昨今、医師の働き方改革の政策もあり、タスクシェア/シフトが注目されているが、必ずしも薬剤師へのタスクシェア/シフトの具体的な姿は見えてこない。都薬としてどのように発信、進めていくのかとの質問が記者から出ると、髙松氏は「まずは薬剤師が能力を示すことが重要」との考えを強調した。「薬剤師ができることを示していけば信頼関係ができてくる」と話した。
加えて、医療DXの流れにも触れ、「医療のことも見えた時に薬剤師としてどのように薬学的判断ができるのか(が問われる)。その上で医師にも(薬剤師の薬学的判断を)伝えられなければいけない」と指摘した。
「いろんな職種の方がチームで1人の患者さんをしっかりみていくようになっている。薬剤師はフォローアップもしながら服薬管理をしていく(役割が大きい)」と話した。
宮川昌和氏は、これまで薬学生向けのイベントなどの運営にも携わってきた。今後も「将来担う薬学生コミュニティづくりにも貢献していきたい」と抱負を語った。「地域の中で地域住民の方にどのように薬剤師の役割を訴えていくかを分かち合う会にしていきたい」と述べた。
【東京都薬剤師会】新副会長も会見/「自発的な薬剤師の活動支える研修していく」
【2023.07.07配信】東京都薬剤師会は7月7日に定例会見を開き、新会長の髙橋正夫氏のほか、今期から副会長に就任した一瀬信介氏、髙松登氏、宮川昌和氏、小野稔氏なども参加。髙橋新会長を支えるとともに、管掌業務部のことだけでなく、横のつながりを重視して活動していきたいとの考えを示した。
関連する投稿
【東京都薬剤師会】「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」作成
【2026.06.05配信】東京都薬剤師会(都薬)は6月5日に定例会見を開いた。その中で「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」を作成したことを説明。活用してほしいと促した。
【東京都薬剤師会】学校薬剤師向け資材作成/薬物乱用防止講習会用
【2026.04.03配信】東京都薬剤師会は4月3日、定例会見を開き、学校薬剤師向けに薬物乱用防止講習会用資材を作成したことを報告した。
【東京都薬剤師会】都市部“開局規制”、M&A対象外で「会員減を危惧」
【2026.02.06配信】東京都薬剤師会(都薬)は2月6日に定例会見を開き、この中で髙橋正夫会長は、次期調剤報酬改定の個別項目、いわゆる短冊において都市部の開局規制と受け取れる項目に関して触れ、会員減少になりかねないとの危惧を示した。
【東京都薬剤師会】“短冊”への「都市部薬局」の議論、「今でも残念」/髙橋正夫会長
【2026.02.06配信】東京都薬剤師会(都薬)は2月6日に定例会見を開き、この中で髙橋正夫会長は、次期調剤報酬改定の個別項目、いわゆる短冊へ向けた厚労省中医協の議論に対して、「算定がなければやっていないというふうに言われてしまったのは今でも少し残念」と話した。
【東京都薬剤師会】“小規模な薬局を大規模へ”は「許しがたい」/髙橋会長
【2026.01.09配信】東京都薬剤師会(都薬)は1月9日に定例会見を開いた。その中で髙橋正夫会長は調剤報酬改定の議論に触れ、小規模な薬局を大規模へといった方向については「許しがたいという感覚を持っている」と憤りを示した。
最新の投稿
【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求
【2026.06.11配信】日本保険薬局協会は6月11日、定例会見を開いた。この中で「調剤報酬等に係る解説」を作成したことを報告。協会正会員限定への提供とすることで、協会会員のメリットも訴求したい考え。
【日本保険薬局協会】「コンサータ錠」、薬局間譲渡の特例措置を要望
【2026.06.11配信】日本保険薬局協会は6月11日、定例会見を開き、「コンサータ錠」の登録薬局間の在庫調整等に関する要望を公表した。このあと、厚生労働省の担当部局などに提出し、対応を求めるという。
【ED治療スイッチ薬】7月31日よりツルハ・ウエルシア等で先行発売開始/エスエス製薬
【2026.06.10配信】エスエス製薬(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:元島陽子氏)は6月10日、日本初のED用市販薬「シアリス」(要指導医薬品)を2026年7月31日(金)より先行発売すると公表した。
【2026.06.09配信】日本薬剤師会は6月2日、「学位取得支援サイト」を公開した。
【症状ごとの生活者における対処情報集】東京都医師会も参画し作成へ/セルフメディディケーション推進のデメリット低減
【2026.06.09配信】6月6・7日に開かれた「第20回学術大会 日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会」で、「症状毎の生活者対処情報集の構築・提供プロジェクト」が令和8年度「厚生労働科学特別研究事業」の研究課題として採択されたことが報告された。