12月12日に成立した令和4年第二次補正予算では「保健医療福祉分野の公開鍵基盤(HPKI) 普及事業」として補助が決まっている。
成立後に公開された資料 (https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001019595.pdf)
等に基づくと、 同事業の対象となる人は、以下を満たすことが条件となっている。
・オンライン資格確認等システムを導入済み、または、顔認証付きカードリーダーの申し込みが完了している薬局に勤務している薬剤師
.「物価高克服経済再生実現のための総合経済対策」が閣議決定された令和4年10月28日以降、 令和5年3月31日までに申請した薬剤師
また、実施方法は、 認証局が申請者に請求している発行費用から、 補助額を差し引いた
額を申請者に請求する形とされている。
会見時点において、厚労省から実施要綱等は発出されていないものの、日本薬剤師会では先んじた対応として準備ができ次第、 申請者に対し補助額5500円を上限とする補助を差し引いた金額での支払いを依頼する対応とするとした。
なお、令和4年10月28日から、上記の対応を開始するまでの間に補助額適用前の価格で支払いを済ませた申請者に対しては、年度内を目処に補助金分の返金を行う予定。具体的な方法については現在調整中という。

【日本薬剤師会】HPKIの補助に対応し5500円を差し引いた額で請求へ
【2022.12.22配信】日本薬剤師会は12月22日に定例会見を開き、令和4年第二次補正予算案でHPKIの補助が決まったことを受けて、5500円を差し引いた額を請求することにしたと説明した。厚労省の実施要項は出ていないが、速やかな対応をとるもの。なお、対象となる10月28日以降にすでに申し込んだ人には返金対応を行うとした。
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