当日は政治連盟の会合ではないことを前置きした上で、岩月会長は要望活動に関して、「少数与党になったことが今までと違うこと」とし、連盟活動では与党だけへの要望活動だけで全ての話が済む状況ではなくなっているとした上で、「それでも自民党の力は大きい」として自民党支援の方針は変わらないことを示した。
薬局や薬剤師の業務については、高額医薬品の在庫や薬価中間年改定などのしかかってくる課題が数多くあると指摘。クレジットカードの手数料問題もあり、場合によって薬剤の納入価格以上を薬局が負担することになるなど問題点を指摘した。岩月会長は、薬局ならではの課題をどう解決していくのかに対応するとともに、「難局」にあっても、「薬剤師サービスを維持していかないといけない」とした。
調剤報酬に関しては来年6月の改定まで、「今の報酬でやっていくのか、補正をどうするのかも議論になる」と述べた。
こうした薬局や薬剤師の業務に大きく関わる参議選についても触れ、「厳しい状況」とするとともに、「午前中のこと(地域医薬品提供計画の検討)と、選挙以外のことは忘れてもいいというぐらいだ。これが通らないと何もなくなると思わないといけない」と語気を強めた。

【日本薬剤師会】夏の参院選へ、「通らなければ何もなくなる」/岩月会長
【2025.05.28配信】日本薬剤師会は5月28日に都道府県会長協議会を開いた。挨拶の中で岩月進会長は、薬剤師業務に大きな影響を与える夏の参院選の厳しい状況について触れ、「通らなければ何もなくなると思わなければいけない」と語気を強めた。
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