【オンライン資格確認】カードリーダーに新機種/5月16日からアトラス情報サービス「EXC-9000」

【オンライン資格確認】カードリーダーに新機種/5月16日からアトラス情報サービス「EXC-9000」

【2022.06.03配信】オンライン資格確認システム顔認証付きカードリーダーとして、2022年5月16日から「EXC-9000」が販売開始された。「EXC-9000」はR.D.Works社の生体顔認証 AI ソフトウェア「Saffe(セイフ)」が搭載されており、眼鏡やマスクにも対応し、顔写真やスマートフォン等の顔画像などによる他人へのなりすましを検知できるという。


生体顔認証 AI ソフトウェア「Saffe(セイフ)」搭載、なりすましを検知

 顔認証付きカードリーダー「EXC-9000」は株式会社松村エンジニアリングが設計・製造を行っている。株式会社松村エンジニアリングは、紙幣や運転免許証等の真がん技術で世界トップレベルの技術を持つ企業という。顔認証付きカードリーダー「EXC-9000」により、医療機関・薬局等の受付で患者本人がマイナンバーカードを置き、機器のカメラで顔認証をすることでより厳格な本人認証が可能になる。また、接触による感染リスクを低減しながら、保険の資格をその場で確認できることから、資格の過誤や窓口業務の負荷を軽減する。

 R.D.Works社の認証機能は、本人認証の後、読み取った顔画像やマイナンバーカードの情報を保存しないため個人情報が外部に流出せず、セキュリティ面でも安心して使えるという。また、AI 顔認証システム「Saffe(セイフ)」を内蔵しているため、眼鏡やマスクにも対応し、顔写真やスマートフォン等の顔画像などによる他人へのなりすましを検知できるとしている。

 顔認証付きカードリーダー「EXC-9000」の特長は以下の通り。
・カードの読み取りと顔認証が正確で早い
・10インチ相当のタッチパネル画面で操作しやすいデザイン
・カードが入れやすく、取り出しやすい
・日本語のほか、英語、韓国語、中国語に対応
・画面が縦にもなるので設置環境を選ばない

 生体顔認証システム「Saffe(セイフ)」の顔認証技術は、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)の評価にて世界最高水準の精度であることが証明されている(2019年4月時点)。現在も、IT先進国の一つブラジルの大学など研究機関と連携して、技術革新を続けている。Saffe社の顔認証技術は生体検知で、独自技術によりソフトウェアだけでなりすまし防止・不正防止を実現可能という。

【株式会社 R.D.Works(アール・ディー・ワークス)概要】
代表者:代表取締役 齋藤 英樹
設立:2003年8月28日
資本金:5,001万円
所在地:〒150-6018 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18F
電話(代表):03-5789-5740
HP: https://www.rdworks.co.jp/
主な事業:
・経営コンサルティング事業
業務プロセス合理化に関する提案および実現支援
情報システムに関する構想策定、および構築・導入支援
上記活動に伴うプロジェクトマネジメント支援
・ソフトウェア事業
ソフトウェアの販売・開発・導入支援
上記導入済みの運用保守

【株式会社 松村エンジニアリング概要】
代表者:代表取締役 松村喜秀
設立:1988年9月24日
資本金:1,000万円
所在地:〒111-0052 東京都台東区柳橋二丁目18番4号
電話(代表):03-6858-6611
HP: https://www.matsumura-eng.com/
主な事業:
一般民生用電子機器の企画・開発・製造・販売・保守
セキュリティ製品の企画・開発・製造・販売・保守

【アトラス情報サービス株式会社概要】
代表者:代表取締役社長 八瀬誠
設立:1964年12月
資本金:9,000万円
所在地:〒541-0041 大阪市中央区北浜3丁目1番6号(サン北浜ビル)
電話(代表):06-6231-0771
HP:https://www.atlas-is.co.jp/
主な事業:
企業のITライフサイクルのサポートから、保健・医療・福祉システムの開発・運用
社会の「安全・安心」に貢献するソリューションサービス

【EXC-9000製品販売の問い合わせ先】
コールセンター:06-6946-2488
E-mail:exc-9000@atlas-is.co.jp

この記事のライター

関連するキーワード


オンライン資格確認

関連する投稿


【オンライン資格確認】訪問診療等向けのアプリがスタート

【オンライン資格確認】訪問診療等向けのアプリがスタート

【2024.10.08配信】令和6年10月1日から、薬局の在宅業務を含む訪問診療等においてマイナ資格確認アプリが利用可能となった。 アプリを利用することで、目視確認による本人確認が可能になる。


【厚労省】オンライン資格確認、保険者による登録方法を徹底周知/誤登録事例受け

【厚労省】オンライン資格確認、保険者による登録方法を徹底周知/誤登録事例受け

【2023.05.16配信】厚生労働省は、オンライン資格確認における資格情報の誤登録事例を受け、保険者における登録方法の徹底を周知している。保険者による資格情報が本来の方法とは異なる方法で登録されたことが今回の事例の背景だと説明している。


【厚労省・疑義解釈を発出】令和5年4月からの調剤報酬特例措置/医療DXや医薬品の安定供給問題で/「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」「地域支援体制加算の取扱い」など

【厚労省・疑義解釈を発出】令和5年4月からの調剤報酬特例措置/医療DXや医薬品の安定供給問題で/「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」「地域支援体制加算の取扱い」など

【2023.02.01配信】厚生労働省は1月31日、事務連絡「令和5年4月1日からの診療報酬上の特例措置に関する疑義解釈資料の送付について」を発出した。調剤に関しては「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」、「地域支援体制加算の取扱いについて」などに関する内容となっている。前者は「オンライン資格確認の導入・普及に関する加算の特例措置」、後者は「医薬品の安定供給問題を踏まえた診療報酬上の特例措置」が講じられたことによるもの。


【第二次補正予算】訪問服薬指導でのオンライン資格確認システムで薬局への補助創設

【第二次補正予算】訪問服薬指導でのオンライン資格確認システムで薬局への補助創設

【2022.11.14配信】厚生労働省は11月11日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、保険局関係の令和4年度第二次補正予算案の主な事項を説明した。それによると、訪問服薬指導などの場でもマイナンバーカードを使ったオンライン資格確認ができるシステム改修を行い、その導入に関わる費用を薬局に補助する。


【診療報酬改定10月改定分】“オン資加算”で疑義解釈(その1)/「電子的保健医療情報活用加算」廃止で10月から新設の「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」

【診療報酬改定10月改定分】“オン資加算”で疑義解釈(その1)/「電子的保健医療情報活用加算」廃止で10月から新設の「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」

【2022.09.05配信】厚生労働省は9月5日、オンライン資格確認にかかわる調剤報酬改定について、疑義解釈を出した。オンライン資格確認にかかわる加算については現行の「電子的保健医療情報活用加算」を廃止し、10月から「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」を新設することが決まっていた。マイナンバーカードを持参しオンライン資格確認を活用して情報を取得した場合は「加算2」として6カ月に1回1点、持参がない場合は「加算1」として6カ月に1回3点を算定する。


最新の投稿


【ドラッグストア協会】敷地内薬局「連座制導入」なら「薬局事業撤退」

【ドラッグストア協会】敷地内薬局「連座制導入」なら「薬局事業撤退」

【2025.12.05配信】日本チェーンドラッグストア協会12月5日に定例会見を開き、調剤報酬改定要望をを表明した。その中で、敷地内薬局「連座制導入」なら薬局事業から撤退せざるを得ないなどと、強い抵抗感を示した。


【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」

【日薬】森副会長「基本料1の議論、手をつけること考えていない」

【2025.12.03配信】日本薬剤師会は12月3日に定例会見を開いた。その場で中医協委員である副会長の森昌平氏は調剤基本料1を取り上げた議論に対して、日薬としては「対応は全く考えていない」と言及した。


【日薬】調剤報酬改定、「まずは薬局の維持を」

【日薬】調剤報酬改定、「まずは薬局の維持を」

【2025.12.03配信】日本薬剤師会(日薬)は12月3日に定例会見を開き、中医協での調剤報酬改定の議論について言及した。


【中医協】日薬、「5店舗以下」薬局法人の経営苦境を主張

【中医協】日薬、「5店舗以下」薬局法人の経営苦境を主張

【2025.12.03配信】厚生労働省は12月3日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催。各号委員から過日公表された医療経済実態調査(実調)の結果に対する見解が述べられ、日本薬剤師会は5店舗以下の薬局法人の経営が苦境にあることを主張した。


【薬価乖離率】令和7年度は4.8%/厚労省・薬価調査の速報値

【薬価乖離率】令和7年度は4.8%/厚労省・薬価調査の速報値

【2025.12.03配信】厚生労働省は12月3日、薬価調査結果の速報値を公表した。令和7年度は約4.8%だった。前回(令和6年度)の5.2%から0.4ポイント圧縮した。


ランキング


>>総合人気ランキング