同社の流通気象コンサルタント(気象予報士)の常盤勝美氏は、東京の昨年12月から本年2月の1日の平均気温は、昨シーズンより1.2℃も低い6.0℃、平年と比べても0.4℃低く、寒い冬だったと分析。 東日本、西日本の平均気温が平年を下回るのは4年ぶりという。こうした「久しぶりの寒さ」の影響により、 「あったか商材」の売り上げが好調だったと考えられるとしている。
2022年2月のポイントとしては、ドラッグストア・食品スーパーマーケットともに前年同月と比べ、「使い捨てカイロ」、「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」など体が温まる商材の売り上げが伸長。
両業態で伸び率ランキング1位の「使い捨てカイロ」は、 ドラッグストアで前年同月比64.5%増、 食品スーパーマーケットで同82.4%増と、大きく売り上げを伸ばした。また「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」がドラッグストアで前年同月比13.6%増、食品スーパーマーケットで12.1%増だった。
ドラッグストアで「解熱鎮痛薬」が前年同月比21.8%増と、1月に続き2月も売り上げを伸ばした。発熱した場合の水分補給用として買われることも多い「スポーツドリンク」も売り上げを伸ばし、ドラッグストアでは前年同月比13.0%増、食品スーパーマーケットで同18.2%増だった。ワクチン接種による副反応への備えとして購入されていると考えられる。
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