【ドラッグストア調査】九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツキヨ84.6%/2位はコスモス58.2%

【ドラッグストア調査】九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツキヨ84.6%/2位はコスモス58.2%

【2021.09.24配信】インパクトホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福井 康夫、東証マザーズ)の完全子会社RJCリサーチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山下 光雄氏)は、日本全国の13~59歳男女のLINEユーザーを対象にドラッグストアのブランド浸透調査を実施した。九州・沖縄エリアの認知率のトップはマツモトキヨシ84.6%で、2位はコスモス薬品で58.2%だった。


 RJCリサーチは日本全国の13~59歳男女のLINEユーザーを対象に、コロナ禍で需要が高まる衛生用品が主力商品のドラッグストアのブランド浸透度調査(有効回答数4410名)を2021年8月20日~23日に実施した。

 調査手法は、LINEリサーチを利用したスマートフォンによるプッシュ通知型アンケート。LINEリサーチはLINE に登録する約540万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム。
 調査対象は日本全国の13~59歳男女で、実施時期は2021年8月20日~23日。
 対象ブランドは、ウエルシア薬局、ツルハドラッグ、ディスカウントドラッグコスモス、サンドラッグ、マツモトキヨシ、スギ薬局、ココカラファイン、ドラッグセイムス(SEIMS)、クスリのアオキ、アインズ&トルペ、クオール薬局の計11ブランド(順不同)。

全国トップはマツモトキヨシ86.9%

 全国的なドラッグストアの認知率及び利用経験率結果においては、認知率及び利用経験率が最も高いブランドは86.9%でマツモトキヨシだった。店舗の全国展開やCMによるプロモーション効果が高い結果だと考えられる。また、全国でほぼ統一された店舗名であることも今回認知率No.1であることに起因していると推測できる。
 利用経験率が最も高いブランドも73.6%でマツモトキヨシ。店舗数や展開エリア、プロモーションによる親近感の醸成等が結果に繋がっていると考えられる。

北海道エリアのトップはツルハドラッグ91.3%

 北海道エリアではツルハドラッグが認知率・利用経験率ともに1位となった。北海道を地場とするブランドであるため、地元に根付いているブランドの強さがはっきりと表れた。

東北エリアではツルハドラッグとマツモトキヨシが高い

 東北エリアでは、ツルハドラッグとマツモトキヨシが認知率・利用経験率で高い数値となった。
 利用経験率では、ツルハドラッグは東北6県に満遍なく利用経験者はいるが、マツモトキヨシは岩手県、宮城県、福島県の利用経験者が多い。

関東エリアはマツキヨがトップ

 関東では競合の出店が多い中で、マツモトキヨシが認知率・利用経験率ともに1位となった。
 認知率ではCM効果や一目でわかる看板、利用経験率ではプライベートブランドの認知等が要因と考えられる。

中部エリアのトップはマツモトキヨシ

 中部エリアでは、マツモトキヨシが認知率・利用経験率ともに1位となった。
 認知率ではCM効果や一目でわかる看板、利用経験率ではプライベートブランドの認知等が要因と考えられる。また、2位となったスギ薬局は中部エリアの出店が最も多いため、認知率と利用経験率が高いと考えられる。

近畿エリア認知率トップはスギ薬局

 近畿エリアでは、スギ薬局が認知率1位、マツモトキヨシが利用経験率1位となった。
 スギ薬局については、近畿エリアが中部エリアに次いで出店数が多いため、認知率・利用経験率に大きな影響を及ぼしている可能性が高い。
 また、ウエルシア薬局も認知、利用経験率が高い。

中国エリアのトップはマツモトキヨシ80.4%、利用率は58%

 中国エリアではマツモトキヨシが認知率・利用経験率ともに1位、ドラッグコスモスが2位となった。 
 ドラッグコスモスは認知率と利用経験率は非常に近い数値を示している。

四国エリアのトップはマツモトキヨシ。利用経験率60.4%

 四国エリアでは、マツモトキヨシが認知率・利用経験率ともに1位、また2位がドラッグコスモスとなった。4県すべてに出店しており、有名ブランドの競合も多くないため、このような結果となったと考えられる。

九州・沖縄エリアのトップはマツモトキヨシで利用経験率71%。2位がドラッグコスモス

 九州・沖縄エリアでは、マツモトキヨシが認知率・利用経験率ともに1位となった。
 2位がドラッグコスモスとなった。出店数が調査対象ブランドの中で最も多いと想定され、CM効果、出店エリアの看板認知により、利用経験率も高くなっていると考えられる。
 中四国、九州・沖縄で認知率2位となったドラッグコスモスは、認知率と利用経験率が非常に近い数値を示しており、ブランドを認知している消費者に対する来店施策が上手くいっていると考えられる。

 なお、各エリア該当の都道府県は以下の通り。

 北海道エリアは、北海道。
 東北エリアは、青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県。
 関東エリアは、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都。
 中部エリアは、新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県。
 近畿エリアは、三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県。
 中国エリアは、鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県。
 四国エリアは、徳島県・香川県・愛媛県・高知県。
 九州・沖縄エリアは、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県。

この記事のライター

関連する投稿


【好きなドラッグストア】全国1位はウエルシア/北海道・東北1位はツルハ/中部・近畿は1位はスギ薬局/九州・沖縄1位はコスモス薬品/LINEリサーチ

【好きなドラッグストア】全国1位はウエルシア/北海道・東北1位はツルハ/中部・近畿は1位はスギ薬局/九州・沖縄1位はコスモス薬品/LINEリサーチ

【2023.10.17日配信】LINEリサーチはこのほど、全国の10~60代の男女を対象に「ドラッグストア」に関する調査を実施した。一番好きなチェーン店のドラッグストア1位は「ウエルシア」、2位「マツモトキヨシ」、3位「スギ薬局」だった。


~通販できるみんなのお薬/関東エリア初「Wolt」にて医薬品デリバリーサービス開始 ~

~通販できるみんなのお薬/関東エリア初「Wolt」にて医薬品デリバリーサービス開始 ~

株式会社eLcrews(販売店舗名:おうちに届くみんなのお薬、東京都杉並区、代表取締役社長:牧野孝哉)は、9月1日(木)より東京都杉並区エリア(※)を対象に、Wolt Japan株式会社が展開するデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」にて関東エリア初となるOTC医薬品、日用品、化粧品等約1500種類のデリバリーを開始します。 《買い物困難者の手助けに》 高齢化に伴い日常の買い物に困難をきたす買い物困難者の増加が社会問題化しており、それらを解決すべく、今後需要が拡大する「即時配達」にて、地域の方への買い物不便を解消し豊かな生活のサポート・セルフメディケーションの推進をサポートしてまいります。


【寒かった2月】ドラッグストアで「カイロ」が前年同月比64.5%増/True Data調べ

【寒かった2月】ドラッグストアで「カイロ」が前年同月比64.5%増/True Data調べ

【2022.03.29配信】True Data(トゥルーデータ/本社:東京都港区、 代表取締役社長:米倉裕之氏)は、同社の統計データをもとにドラッグストア等における2022年2月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。2月は前年同月と比べ、「使い捨てカイロ」など、体が温まる商材の売り上げが伸長したという。


【化粧品市場トレンド】パックや美容液に顕著な伸び/時間の余裕がスペシャルケア押し上げか/インテージ調べ

【化粧品市場トレンド】パックや美容液に顕著な伸び/時間の余裕がスペシャルケア押し上げか/インテージ調べ

【2021.11.30配信】インテージは「コロナ禍における女性の化粧品購買行動の変化」のレポートをまとめた。それによると、1~7月の化粧品市場規模は依然としてコロナ前の水準には戻っていないものの、回復の兆しがある。また、プラス材料も見受けられた。若年や中年層では、パックや美容液に顕著な伸びがみられた。コロナ禍による時間的な余裕がスペシャルケアニーズを押し上げた可能性がある。


最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

最新!2021年ドラッグストア調剤売上ランキング!ドラッグストアで拡大意欲高まる調剤事業

【2021.08.16配信】ドラビズon-lineでは上場ドラッグストア企業の最新決算業績から、「調剤売上ランキング」を集計した。その結果、1位はウエルシアホールディングスだった。総売上ランキングでは5位のスギホールディングスが、調剤売上では2位となり、存在感を示した。総売上ランキングでは6位のココカラファインも調剤売上では4位に浮上。同社の調剤売上の対総売上比率は20%を超えている。今年のコロナ禍でも同社の調剤売上は前期比+9%となっている。10月に統合を控えるマツモトキヨシ ホールディングスとの調剤売上を合算すると調剤売上では上場ドラッグストア 企業中、2位に位置することもわかった。


最新の投稿


【調剤報酬_疑義解釈】夜間休日対応の周知、「薬剤師会会員のみの整理」は算定不可

【調剤報酬_疑義解釈】夜間休日対応の周知、「薬剤師会会員のみの整理」は算定不可

【2024.04.26配信】厚生労働省は4月26日、令和6年度調剤報酬改定の「疑義解釈資料の送付について(その3)」を発出した。


【東京都】災害薬事コーディネーターを任命/都薬副会長の宮川昌和氏など

【東京都】災害薬事コーディネーターを任命/都薬副会長の宮川昌和氏など

【2024.04.24配信】東京都薬務課は4月24日、定例会見を開いた。


【東京都】市販薬の適正使用へ/小学生向け教材作成へ/乱用推進計画

【東京都】市販薬の適正使用へ/小学生向け教材作成へ/乱用推進計画

【2024.04.24配信】東京都薬務課は4月24日、定例会見を開いた。


【たんぽぽ薬局】ミック・ジャパン(大阪市)のドラッグ事業など譲受へ

【たんぽぽ薬局】ミック・ジャパン(大阪市)のドラッグ事業など譲受へ

【2024.04.23配信】株式会社トーカイの連結子会社であるたんぽぽ薬局株式会社(岐阜市)は4月22日、株式会社ミック・ジャパン(大阪市)との間で、ミック・ジャパンが展開するリハビリデイサービス事業、ドラッグストア事業などの各事業の譲り受けについて基本合意に至ったと公表した。


【楽天グループ】薬局予約アプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」の提供を開始

【楽天グループ】薬局予約アプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」の提供を開始

【2024.04.22配信】楽天グループ株式会社は4月18日、「処方せん医薬品を薬局で迅速に受け取ることができる調剤薬局予約アプリ『楽天ヘルスケア ヨヤクスリ』の提供を開始した」と公表した。


ランキング


>>総合人気ランキング