森副会長「かかりつけ薬剤師・薬局による面分業を目指していくという方向はこれまでと変わらない」
日薬副会長の森昌平氏は、調剤報酬改定についてコメントした。
森副会長は、「今年は節目の年であり、その中でさまざまな指摘が出てきたと思っている」とコメント。地域包括ケアシステムの構築を目指した年であり、「患者のための薬局ビジョン」の中で全ての薬局がかかりつけ薬局になることを掲げた年、また第8次地域医療計画が走り始めた年でもある。
こうした中、森副会長は、「いろんな指摘はあったが、目指す方向は同じだというふうに思っている。かかりつけ薬剤師・薬局による面分業を目指していくという方向はこれまでと変わらない」と言及。
その上で、薬局の維持が大前提との見解を表明。「(かかりつけによる面分業を)目指した上で、喫緊の課題は薬局の機能を維持できなければいけない」ことだと指摘。「まずはその薬局を維持することを一番に置いた上で、あとは目指すべき方向に関して、どうやってもっていくのかということを考えたい」と述べた。