【スギ薬局】アプリ「スギサポwalk」に疾患啓発機能をプラス/ユーシービージャパンが採用

【スギ薬局】アプリ「スギサポwalk」に疾患啓発機能をプラス/ユーシービージャパンが採用

【2021.12.13配信】スギホールディングスのグループ会社であるスギ薬局は12月9日、同社の歩数記録アプリ「スギサポwalk」を、ユーシービージャパンが疾患啓発活動の一環として活用することが決定したと発表した。同アプリはメドピア子会社である株式会社Mediplatと共同展開しているもの。


 「スギサポwalk」は、アプリを起動してバーチャル・ウォーキングラリーを体験しながら歩くだけで「スギサポマイル」が貯まる歩数記録アプリ。毎日歩くだけでマイルが貯まり、健康にもつながる「手軽さ」と「お得さ」、そして観光地をバーチャルに巡ることができる「楽しさ」がユーザーに支持され、2021年12月にはアプリダウウンロード数が200万件を突破している。

 また、2020年9月にクイズや簡易アンケートなどに回答することでマイルを獲得できる“ミッション機能”をリリース以降、ユーザーの心身の健康増進につながるクイズや健康状態に関するアンケート(ミッション)を継続的に実施してきた。1つのミッションに対し、数日間で数十万人が回答するなど、「スギサポwalk」は多くのユーザーのライフログデータを蓄積している。

 Mediplatとスギ薬局は、これらのライフログデータを基盤にユーザーの生活習慣や疾患リスクなどを分析し、ユーザーの状態に応じた有意義な情報を配信するなど健康づくりと正しい生活習慣の実践をサポートする機能の拡充を推進してきた。また、ユーザーの健康状態に応じた疾患啓発を可能にする「疾患啓発プラットフォーム」へと発展させるべく、複数の製薬企業と協議を重ねてきた。

 その結果、ユーシービージャパンが実施する疾患啓発活動の一環として、「スギサポwalk」の“ミッション機能”を新たに活用することが決定したという。今回の取り組みでは、楽しみながら疾患に関する理解を促進すべく、疾患に関連したクイズを設けるとともに、回答後に各社が展開する疾患の関連サイトを案内するなど、エンゲージメントを高めた上で適切な情報提供を行っていく。

 回答のユーザー数や属性、特設サイトへの遷移数などのデータは、個人情報を含まない形で各社にレポートされるため、今後のマーケティング活動に活用することが可能。スギ薬局では、「今後も蓄積したライフログデータを分析するとともに、ユーザーの生活習慣や疾患リスクなどに応じた有意義な情報を配信するなど疾患啓発プラットフォームの確立と、健康づくりと正しい生活習慣の実践をサポートする機能の拡充を図ってまいります」としている。

 なお、ユーシービージャパンが展開するてんかん啓発ウェブサイト「てんかんinfo」は以下のURL。
https://www.tenkan.info/

この記事のライター

関連する投稿


【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【スギHD】セキ薬品の株式の取得/持分法適用会社化

【2025.08.19配信】スギホールディングス株式会社は8月19日、埼玉県を中心に調剤併設型ドラッグストアを展開する株式会社セキ薬品の株式(3万7929株、持株比率 34.8%)を取得し、持分法適用会社とすることについて決定し、同日、株式譲渡契約を締結したと公表した。


【スギHD】調剤過誤訴訟で和解

【スギHD】調剤過誤訴訟で和解

【2024.11.23配信】スギホールディングスは11月22日、同社子会社のスギ薬局における調剤過誤訴訟で和解が成立したと公表した。


【スギHD】調剤過誤で民事訴訟

【スギHD】調剤過誤で民事訴訟

【2024.08.28配信】スギホールディングスは8月28日、同社調剤過誤事案において民事訴訟が提起されたと公表した。


【I&H】社長にスギHD取締役副社長の杉浦伸哉氏

【I&H】社長にスギHD取締役副社長の杉浦伸哉氏

【2024.08.27配信】スギホールディングスは、2024年9月2日付で子会社化する予定の I&H 株式会社において、取締役及び監査役候補者を決定した。 I&H の代表取締役社長にスギHD取締役副社長の杉浦伸哉氏が就く。


【スギHD】モンゴル国内卸売業企業と提携/スギ自社開発品など供給へ

【スギHD】モンゴル国内卸売業企業と提携/スギ自社開発品など供給へ

【2024.05.13配信】スギホールディングスは5月13日、モンゴル法人のAsayake.co.,ltdと業務提携することで合意したと発表した。


最新の投稿


【薬機法改正】「指定濫用防止医薬品」にデキストロメトルファンとジフェンヒドラミン/調査会方針

【薬機法改正】「指定濫用防止医薬品」にデキストロメトルファンとジフェンヒドラミン/調査会方針

【2025.11.11配信】厚生労働省は11月11日、「令和7年度第8回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開き、改正薬機法に定めた「指定濫用防止医薬品」としてデキストロメトルファンとジフェンヒドラミンを指定する方針を了承した。


【薬団連】OTC類似薬についてシンポジウム開催

【薬団連】OTC類似薬についてシンポジウム開催

【2025.11.09配信】薬局団体連絡協議会(薬団連)は11月9日に「第7回シンポジウム」を開き、「OTC類似薬」をテーマに取り上げた。参画団体共通の声明については今後の課題として、今回は策定・公表はしていない。


【東京都薬剤師会】市販緊急避妊薬の「産婦人科医等との連携リスト」関与の方針

【東京都薬剤師会】市販緊急避妊薬の「産婦人科医等との連携リスト」関与の方針

【2025.11.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は11月7日に定例会見を開いた。その中で、市販化の見通しとなった緊急避妊薬の販売条件となる「産婦人科医等との連携体制」のリストについて、都薬としても関与していく方針を示した。


【東京都薬剤師会】改定議論、「大手に誤解進むのは怖い」/髙橋正夫会長

【東京都薬剤師会】改定議論、「大手に誤解進むのは怖い」/髙橋正夫会長

【2025.11.07配信】東京都薬剤師会は11月7日に定例会見を開いた。この中で髙橋正夫会長は、調剤報酬改定の議論に触れ、「大手の方々に誤解進むのは怖い」と話した。


【日本薬剤師会】財政審の改革提言に反論、「薬局増えても調剤報酬増えない」

【日本薬剤師会】財政審の改革提言に反論、「薬局増えても調剤報酬増えない」

【2025.11.05配信】日本薬剤師会は11月5日に会見を開いた。この中で、同日公表された財政制度等審議会(財政審)財政制度分科会の提言に対し反論した。


ランキング


>>総合人気ランキング