【第3四半期決算】コスモス薬品、売上+9.9%、営業利益+33.8%/通期予想は修正なしの売上+5.6%

【第3四半期決算】コスモス薬品、売上+9.9%、営業利益+33.8%/通期予想は修正なしの売上+5.6%

【2021.04.12配信】コスモス薬品は2021年5月期第3四半期の連結業績(2020年6月1日~2021年2月28日)を公表した。それによると売上高は前年同期比+9.9%、営業利益同+33.8%などと好調だった。


 コスモス薬品の2021年5月期第3四半期の連結業績(2020年6月1日~2021年2月28日)は、売上高5416億9700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益260億1000万円(同33.8%増)、経常利益278億5900万円(同31.4%増)だった。親会社株主に帰属する純利益は兵庫常温物流センターの売却等もあり215億8100万円(同51.6%増)となった。

 この期間のわが国の経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府や各地方自治体が外出自粛要請等を発信したことにより、企業活動や個人消費が大きく収縮する事態が生じた。また、2021年1月には一部地域で緊急事態宣言が再発出されるなど、経済の先行きについては今後も不透明な状況が続くと想定される。

 同社では、「このような状況だからこそ、当社グループはローコストオペレーションの更なる推進によって価格競争力を高め、消費者にとって安くて、近くて、便利なドラッグストアとなれるよう力を注いできた」とする。

 出店戦略では、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店を実施。同時に、新商勢圏への店舗網拡大も図った。これにより、新規出店については、関東地区に9店舗、中部地区に15店舗、関西地区に7店舗、中国地区に5店舗、四国地区に2店舗、九州地区に4店舗の合計42店舗となった。インバウンド需要の比率が高かった2店舗とスクラップ&ビルドによる1店舗の合計3店舗を閉鎖したことにより、この期間末の店舗数は1097店舗となった。

 2021年5月期の連結業績予想は、2020年7月10日に公表した内容から変更はなく、売上高7230億円(前期比+5.6%)、営業利益 291億円(同±0.0%)、 経常利益316億円(同+0.1%)、経常利益217億8000万円(同+ 1.6%)を見込む。

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