電気代の高騰は冷蔵什器の多い同社にとって負担が重いとの認識を示した上で、エネルギー問題は他社も同じであるとし、「受け入れた上で、さらなる成長を目指す」とした。
具体的には、低価格戦略を鮮明にした。「消費者の方に安いと認識していただけるよう一層強化していく」(横山社長)。「プライスリーダーの地位は誰にも渡さない気概で進める」とした。
出店については120店舗を計画し、そのうち40店を関東に出店する予定。今後も積極的に出店を続ける方針を示した。
地元の九州エリアについては25店の出店を計画。自社競合を恐れず出店していくとした。
九州に同業他社の大手ドラッグストアが出店攻勢をかけていく環境に対しては、「当社は建築コストが上がる前につくった」とし、競争力のある店舗であるとの認識を示した。その上で、「他社と価格競争で切磋琢磨したい」とも述べ、価格競争で迎え撃つ考えを示した。
なお、調剤に関しては今期10店程度を開局予定で、今期までに全体で調剤は50店舗程度になる見込みとした。

【コスモス薬品決算説明会】「プライスリーダーの地位は誰にも渡さない」/九州への競合出店にも低価格戦略で迎え撃つ方針
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