こんにちは。
メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
ついに106回薬剤師国家試験の発表がありました。
受験生が一番気になる合格ラインは215点(1問2点の430点)でした。
メディセレ自己採点結果を見て、次の日に219点を合格点数と予想した私は少しほっとしました。もっと高くなって、人数が絞られるのだろうか? と不安に思ったからです。
その後に他の予備校さんの合格予想ラインが出ましたが、私の予想より高い点数でしたので、不安に思われた人が多かったと思いますので、本当にこのラインでよかったです。
さらに相対基準となった今後の国家試験を予想する合格者数は9,634人でした。
なるほど。というか、実は私的には9,500人を予想していたので、ある意味予想通りでした。
合格率は全体が68.66%と、去年より1%ほど下がりました(105回合格率69.58%)。
内訳は新卒が85.55%、既卒は41.29%でした。
さらに注目すべき数字は、出願者数が15,680人で、受験者数が14,031人というところ。
え? 1649人が当日に風邪をひいたの?
違いますよね。卒業延期生です。
これは、私の予想以上に多かったです。
コロナで全員合格させてくれる?なんて甘い考えは通用しなかったということです。
107回薬剤師国家試験が気になるところだと思いますが、
今回わかった9500人がある意味一つのラインだと思います。
また、大学によって卒業判定が厳しいですので、そこも気を付けないといけないですよね。
そして・・・既卒生になってしまうと(新卒は2月に国家試験3月に卒業式の人。既卒は卒業後の国家試験受験者)、合格率は一気に下がって41,29%になってしまうということです。
ゆえに、卒業と国家試験を6年生の時に一度に決めないといけない!
しかし、薬剤師になれば、医療人として社会で活躍できます。
だから、その前のこの試験をなんとかして突破しようと、まず気持ちから入っていきまし
ょう。
国家試験に合格した皆さん、本当におめでとうございます。
共に薬剤師として頑張りましょうね。
また、国家試験を受験しないといけない皆さんは、
有意義な一年を過ごせるよう、頑張りましょうね。

【メディセレ寄稿】薬剤師国試合格発表/次回以降を占う合格者数水準は9500人/今回試験から相対基準への経過措置が廃止
【2021.03.24配信】厚生労働省は3月24日、第106回薬剤師国家試験の合格発表を行った。ドラビズon-lineでは、薬剤師国家試験予備校「メディセレ」社長の児島 惠美子氏に、今回の国試合格発表に関して、寄稿をいただいた。薬剤師国試に関しては第101回から、従来の絶対基準から相対基準が用いられているが、前回の105回までは経過措置が講じられていた。つまり、今回が今後の相対基準の合格者数を占うに当たって重要なターニングポイントとなる。結果は合格者9634人であり、今後のベースラインとして捉えられる。(編集部。以下は児島社長からの寄稿文)
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