2月17日(土)、18日(日)に終了した109回薬剤師国家試験を受験なさった皆様は本当にお疲れさまでした。
メディセレの自己採点システムから、受験生のデータを分析しますと、平均点が108回からなんと19.1点も下がり、234.5点でした(345点満点)。ゆえに受験生にとっては難しく感じた事だと思います。
出題の仕方を変えようという工夫も見られた
今年は図やグラフが増えました。必須では前回4問でしたが、今回は9問も出題されましたので、解きにくさを感じたと思います。
出題の仕方を変えようという工夫も見られました。
一例として、疾患に対して治療薬を問う問題が通常でしたが、問題文に先に薬剤名が記載され、この薬剤が用いられる疾患を問う問題が出題され、過去問の知識を生かす対応力が求められました。
薬理では初出題の薬物名が散見されました。まだ出題されるのは早いかな?と思ったものまで出題されていました。
2日目の実践では前回約60%が「1つ選べ」でしたが、今回はそれが30%にも減りました。
そしてなにより、リード文(問題文)がとにかく長い。読み取り力が必要でしたので、とても難しく感じたと思います。
難易度としては108回よりは難。107回よりちょい難という感じです。
次に気になる合格ラインですが、数年聞かなかった「足きりにかかった」という子が今回は出てきました。108回が235点で、107回が217点でしたので、107回付近まで下がると思います。
総評動画と総評ブログのURLを記載しますので、ご興味のある方は見てください。
■総評動画
https://www.youtube.com/watch?v=_Kk0mNTnjgE&authuser=1
■総評ブログ
https://ameblo.jp/kojima-emiko/entry-12841252420.html