新生堂薬局ではこれまでもスマホ・キャッシュレス決済など積極的に導入し、顧客の利便性の向上に努めてきた。
今後、買物行動に変化がある中でも、店舗に来店してもらい、楽しい買い物を提供できるよう模索している。今回の「ショピモレジ for 新生堂」アプリでは非接触ニーズへの対応やレジ待ち時間短縮による滞在時間の短縮が可能となり、アプリ内コンテンツではゲーム感覚で買い物を楽しむことができる。
レジ待ち時間の短縮やレジ業務の省人化により従業員と顧客との会話やコミュニケーションが生まれることで地域の最も身近な情報ステーションとなることが実現できるものと試験導入に至った。
今回はドラッグ新生堂中尾店のみの検証実験となるが、その結果をもとに他店舗を含めた本格導入を検討していく。
「ショピモレジ」の導入はドラッグストアでは初という。
三井物産が提供するショピモレジは、顧客が店内を買い物しながら自身のスマホで商品のバーコード読み取りを行うことによって会計できるセルフレジ機能に加え、商品のバーコード読み取りを行うタイミングで顧客が興味を持ちそうな商品カテゴリを AI で予測して商品をレコメンドする機能を兼ね備えた、次世代のスマホ型セルフレジプラットフォーム。
今回、新生堂薬局はこのスマホ型セルフレジプラットフォームをベースに新生堂薬局の顧客向けにカスタマイズした「ショピモレジ for 新生堂」アプリを提供する。
セルフレジ機能では、レジ待ち時間の短縮やレジ業務の省人化に繋がると共に、スタッフと顧客との接触回数、店舗の滞在時間を減らし、新型コロナウィルス感染症の感染リスク軽減に役立つ。顧客は自身のスマホ画面で購入商品の確認ができるので、買い忘れ・買いすぎ防止にもつながる。またハッピーカードを連携して使用するため、買い物ポイントもたまる。
リアルタイムレコメンデーション機能では、商品のバーコードを読み取る順番のデータを AI で学習し、商品のバーコードを読み取った直後に、次に購入すると思われる商品をリアルタイムにレコメンドすることで、買い上げ点数アップが期待される。導入後一定の期間は商品バーコードを読み取る順番データを集める必要がある。
そのほか、特定の商品を購入するとポイントがもらえるクーポン、来店回数に応じてポイントがもらえるデジタルスタンプカード、店内に置かれたビーコンを活用して店内回遊を促すデジタルスタン
プラリー、買い物履歴を確認できる機能などにより、スマホアプリを通じて顧客と店舗のロイヤルティを高める。
【セルフレジアプリ】新生堂薬局、試験導入/三井物産が開発した「ショピモレジ」、ドラッグストアでは初
【2021.03.16配信】新生堂薬局は、三井物産が企画・開発したスマホ型セルフレジプラットフォーム「ショピモレジ」を活用したセルフレジアプリ「ショピモレジ for 新生堂」を、2021 年 3 月 15 日からドラッグ新生堂中尾店にて試験導入する。
関連する投稿
【日薬】医薬品情報共有「N-Bridge」運用開始/薬剤師会に対しては従来のFAXコーナーから切り替え
【2025.10.08配信】日本薬剤師会は10月8日に定例会見を開き、医薬品情報共有機能を含めた薬局DX基盤サービス「N-Bridge」の運用を開始すると説明した。薬局に対しては、電子お薬手帳・処方箋受付・医薬品情報共有・医薬品発注等の機能を統合したシステムを提供する。電子お薬手帳システム等を続合し、各都道府県・地域・支部 薬剤師会に対して従来のFAXコーナーから切り替えを行う見込み。
【2024.01.16配信】新生堂薬局(本社:福岡市南区、代表取締役社長:水田怜氏)は2024年2月1日、店頭ストアメディアサービスを51店舗に導入する。店頭ストアメディア機を通じて1to1のパーソナルプロモーションを実現するもの。
【2023.07.20配信】株式会社 Marketing Methodology & Innovation(東京都江東区、代表取締役小杉穂高氏、以下MMI)と株式会社新生堂薬局(福岡市、代表取締役水田怜氏)などは7月19日、「受診勧奨のメソッドとシステム」、及びその基盤となる『健康台帳』の機能について、新たな特許を取得したと発表した。
【新生堂薬局】HIROTSUバイオサイエンスと協業/線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を販売
【2022.10.18配信】株式会社HIROTSUバイオサイエンス(代表者:広津崇亮氏)は、株式会社新生堂薬局(代表者:水田怜氏)と代理店契約を締結し、線虫がん検査「N-NOSE®(エヌノーズ)」の販売を開始した。
【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用
【2022.05.17配信】日本調剤は産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」について厚生労働省より認定を受けたと公表した。
最新の投稿
【石川県薬剤師会】モバイルファーマシー「お披露目式」/スターリンクを搭載でDX対応
【2025.10.31配信】石川県薬剤師会は10月31日、モバイルファーマシーお披露目式を開催した。
【東京都・厚労省】11月24日に「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動東京大会」
【2025.10.29配信】東京都薬務課は10月29日に定例会見を開き、令和7年11月24日(月曜日・祝日)13時30分から15時45分まで、令和7年度「麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動東京大会」を開催することを説明した。今年は2年に一度の厚労省との共催年で、広い層に関心を持ってもらうため、多彩なタレントを招聘している。
【東京都薬務課】試買で指定薬物検出/前年9品目増の11物品から
【2025.10.29配信】東京都薬務課は10月29日、定例会見を開き、試買検査によって11物品から危険ドラッグを検出したことを説明した。9月29日に公表済み。前回公表の昨年11月の検査結果では2物品からの検出であり、薬務課では「11物品からの検出は多く驚いている」としている。今回の結果を受け、今後の試買を適切に行っていく方針。
【敷地内薬局】日医委員、診療所除外規定「削除も含めて検討すべき」/中医協
【2025.10.24配信】厚生労働省は10月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「敷地内薬局」を個別事項として議論した。敷地内薬局を巡っては、令和2年度診療報酬改定において従来から存在する医療モールへの配慮として、「ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」という「ただし書き」で除外規定が設けられていた。しかし昨今、特別な関係のある病院の敷地内にある保険薬局の同一建物に、別途診療所を誘致することで、ただし書きにより、特別調剤基本料Aの対象となることを回避する薬局事例などが問題になっていた。この問題に関連し、日本医師会委員は「ただし書きの削除も含めて検討すべき」と述べた。
【2025.10.24配信】厚生労働省は10月24日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、「敷地内薬局」を個別事項として議論した。この中で日本薬剤師会(日薬)副会長の森昌平氏は前回改定で答申書付帯意見に落ち着いた敷地内薬局の“グループ減算”について、「敷地内薬局問題の改善が見えないのであればこのグループ減算も含め、あらゆる措置を引き続き検討していく必要があると考える」と述べた。