【セルフレジアプリ】新生堂薬局、試験導入/三井物産が開発した「ショピモレジ」、ドラッグストアでは初

【セルフレジアプリ】新生堂薬局、試験導入/三井物産が開発した「ショピモレジ」、ドラッグストアでは初

【2021.03.16配信】新生堂薬局は、三井物産が企画・開発したスマホ型セルフレジプラットフォーム「ショピモレジ」を活用したセルフレジアプリ「ショピモレジ for 新生堂」を、2021 年 3 月 15 日からドラッグ新生堂中尾店にて試験導入する。





 新生堂薬局ではこれまでもスマホ・キャッシュレス決済など積極的に導入し、顧客の利便性の向上に努めてきた。
 今後、買物行動に変化がある中でも、店舗に来店してもらい、楽しい買い物を提供できるよう模索している。今回の「ショピモレジ for 新生堂」アプリでは非接触ニーズへの対応やレジ待ち時間短縮による滞在時間の短縮が可能となり、アプリ内コンテンツではゲーム感覚で買い物を楽しむことができる。

 レジ待ち時間の短縮やレジ業務の省人化により従業員と顧客との会話やコミュニケーションが生まれることで地域の最も身近な情報ステーションとなることが実現できるものと試験導入に至った。

 今回はドラッグ新生堂中尾店のみの検証実験となるが、その結果をもとに他店舗を含めた本格導入を検討していく。

 「ショピモレジ」の導入はドラッグストアでは初という。

 三井物産が提供するショピモレジは、顧客が店内を買い物しながら自身のスマホで商品のバーコード読み取りを行うことによって会計できるセルフレジ機能に加え、商品のバーコード読み取りを行うタイミングで顧客が興味を持ちそうな商品カテゴリを AI で予測して商品をレコメンドする機能を兼ね備えた、次世代のスマホ型セルフレジプラットフォーム。
 今回、新生堂薬局はこのスマホ型セルフレジプラットフォームをベースに新生堂薬局の顧客向けにカスタマイズした「ショピモレジ for 新生堂」アプリを提供する。

 セルフレジ機能では、レジ待ち時間の短縮やレジ業務の省人化に繋がると共に、スタッフと顧客との接触回数、店舗の滞在時間を減らし、新型コロナウィルス感染症の感染リスク軽減に役立つ。顧客は自身のスマホ画面で購入商品の確認ができるので、買い忘れ・買いすぎ防止にもつながる。またハッピーカードを連携して使用するため、買い物ポイントもたまる。

 リアルタイムレコメンデーション機能では、商品のバーコードを読み取る順番のデータを AI で学習し、商品のバーコードを読み取った直後に、次に購入すると思われる商品をリアルタイムにレコメンドすることで、買い上げ点数アップが期待される。導入後一定の期間は商品バーコードを読み取る順番データを集める必要がある。

 そのほか、特定の商品を購入するとポイントがもらえるクーポン、来店回数に応じてポイントがもらえるデジタルスタンプカード、店内に置かれたビーコンを活用して店内回遊を促すデジタルスタン
プラリー、買い物履歴を確認できる機能などにより、スマホアプリを通じて顧客と店舗のロイヤルティを高める。

この記事のライター

関連する投稿


【新生堂薬局】店頭メディア導入/顧客に合わせたクーポン配信

【新生堂薬局】店頭メディア導入/顧客に合わせたクーポン配信

【2024.01.16配信】新生堂薬局(本社:福岡市南区、代表取締役社長:水田怜氏)は2024年2月1日、店頭ストアメディアサービスを51店舗に導入する。店頭ストアメディア機を通じて1to1のパーソナルプロモーションを実現するもの。


【受診勧奨】システムで特許取得/MMI社と新生堂薬局

【受診勧奨】システムで特許取得/MMI社と新生堂薬局

【2023.07.20配信】株式会社 Marketing Methodology & Innovation(東京都江東区、代表取締役小杉穂高氏、以下MMI)と株式会社新生堂薬局(福岡市、代表取締役水田怜氏)などは7月19日、「受診勧奨のメソッドとシステム」、及びその基盤となる『健康台帳』の機能について、新たな特許を取得したと発表した。


【新生堂薬局】HIROTSUバイオサイエンスと協業/線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を販売

【新生堂薬局】HIROTSUバイオサイエンスと協業/線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を販売

【2022.10.18配信】株式会社HIROTSUバイオサイエンス(代表者:広津崇亮氏)は、株式会社新生堂薬局(代表者:水田怜氏)と代理店契約を締結し、線虫がん検査「N-NOSE®(エヌノーズ)」の販売を開始した。


【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用

【日本調剤】医療DXで産業競争力強化法に基づく事業適応計画の認定を取得/DX投資促進税制の適用

【2022.05.17配信】日本調剤は産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」について厚生労働省より認定を受けたと公表した。


【スギ薬局】アストラゼネカと共同プログラム/「スギサポwalk」でCOPD潜在患者の啓発

【スギ薬局】アストラゼネカと共同プログラム/「スギサポwalk」でCOPD潜在患者の啓発

【2022.05.09配信】アストラゼネカはスギ薬局が運用する歩数記録アプリ「スギサポ walk」を活用することで慢性閉塞性肺疾患(COPD)潜在患者とその家族を対象に疾患啓発を展開。取り組みを通じた受診行動変容を検証する方針だ。


最新の投稿


【大木ヘルスケアHD】“推し活”キーに医薬品需要に気付き/目薬や喉ケア/秋冬商品提案で

【大木ヘルスケアHD】“推し活”キーに医薬品需要に気付き/目薬や喉ケア/秋冬商品提案で

【2025.06.15配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングスは6月11日に、事業部説明会を開催した。来る6月17日(火)~6月18日(水)にTRC 東京流通センターで開く「2025OHKI秋冬用カテゴリー提案商談会2025 年 OHKI 秋冬用カテゴリー提案商談会」の事前説明会の位置付け。OTC医薬品に関しては、“推し活”市場の拡大を背景に、“推し活”をきっかけに需要に気付きを与える提案を実施することを説明した。


【骨太方針_閣議決定】「高齢化の伸び」に経済・物価動向の増加分を加算

【骨太方針_閣議決定】「高齢化の伸び」に経済・物価動向の増加分を加算

【2025.06.13配信】政府は6月13日、「経済財政運営と改革の基本方針 2025」、いわゆる骨太方針を閣議決定した。医療・介護に関連しては、「高齢化による増加分に相当する伸びにこうした経済・物価動向等を踏まえた対応に相当する増加分を加算する」と記載した。これまでは、社会保障関係費の伸びを高齢化の範囲内に抑える方針がとられてきた。薬剤師で参議院議員の神谷政幸氏はXで「税収増を踏まえた経営の安定化や確実な賃上げに繋がる対応がついに反映」と投稿。医療介護業界の声が届いたとの考えを示唆した。


【奈良県薬剤師会】「健康ハートの日 2025」に協賛/気になる“nara”測ろう血圧ポスター作成

【奈良県薬剤師会】「健康ハートの日 2025」に協賛/気になる“nara”測ろう血圧ポスター作成

【2025.06.12配信】奈良県薬剤師会(後岡伸爾会長)は、「健康ハートの日 2025」に協賛する。


【マイナ保険証】活用で「多重受診・過剰処方」発見効果/日本保険薬局協会調査

【マイナ保険証】活用で「多重受診・過剰処方」発見効果/日本保険薬局協会調査

【2025.06.12配信】日本保険薬局協会は6月12日に定例会見を開き、「保険薬局における医療DX活用と業務貢献等の実態調査」の結果を説明した。「多重受診・過剰処方」の発見など効果がみられた。


【日本医師会】自公維3党合意に見解公表/病床削減と医療DXに「総論賛同」

【日本医師会】自公維3党合意に見解公表/病床削減と医療DXに「総論賛同」

【2025.06.10配信】日本医師会は6月9日、自由民主党、公明党、日本維新の会の3党合意についての見解を公表した。