【合併】クスリのアオキHD、石川県の食品スーパー「サン・フラワー・マリヤマ」を吸収合併

【合併】クスリのアオキHD、石川県の食品スーパー「サン・フラワー・マリヤマ」を吸収合併

【2021.02.04配信】クスリのアオキホールディングスは、2021 年 2 月 4 日開催の取締役会において、子会社であるクスリのアオキが有限会社サン・フラワー・マリヤマを 2021 年 5 月 21 日付で吸収合併することを決議した。


  クスリのアオキホールディングスは、「健康と美と衛生」を通じての社会貢献を経営理念とし、ドラッグストア及び調剤薬局の運営を行っている。子会社のクスリのアオキは、北陸・信越、東海・近畿、関東・東北の 21 府県にドラッグストア 666 店舗(内調剤薬局併設 346 店舗)、専門調剤薬局6店舗の合計 672 店舗を展開している。利便性と専門性の強化をコンセプトとし、食品の販売も強化をしており、大型店においては生鮮三品の取り扱いもしている。

 有限会社サン・フラワー・マリヤマは、1991 年 5 月に設立され、石川県能登地方に食品スーパーを 2 店舗展開し、設立以来地域から支持されている企業。

 今回、サン・フラワーをクスリのアオキホールディングスグループに迎えることにより、食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアの持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、「地域の顧客にとってより一層ご愛顧いただける店舗を作ることができる」と判断したことにより、クスリのアオキと合併することとしたという。
 サン・フラワーの店舗は、お互いの強みを生かした、さらにお買い物のしやすい店舗への改装計画を策定し、今後進めていく予定。

 本合併により、クスリのアオキホールディングスグループの北陸地区におけるドミナントを強化することで、今後、同社グループの一層の企業価値向上に努めていく。

 合併の日程は、合併契約締結日が2021 年 2 月 4 日。
 合併決議株主総会(サン・フラワー及びクスリのアオキ)が2021 年 2 月 25 日。
 合併予定日(効力発生日が 2021 年 5 月 21 日の予定。

 合併の方式は、 クスリのアオキホールディングスを存続会社とする吸収合併方式であり、消滅会社であるサン・フラワーは解散する。
 本合併契約の定めに従って、本合併の効力発生日前日の最終のサン・フラワーの株主名簿に記載又
は記録されたサン・フラワーの株主に対して、現金を割当交付する。吸収合併対価については、契約により非開示としている。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定している。

 有限会社サン・フラワー・マリヤマの概要は、所在地輪島市門前町道下24-46-6。
 代表者は代表取締役社長 鞠山 紀雄氏。 
 事業内容は生鮮食料品、加工食料品、冷凍食料品の製造及び販売、清涼飲料水の販売、台所用品、日用雑貨品の販売、前各号に附帯する一切の業務
 資本金は500万円。
 設立年月日は1991年5月。
 発行済株式数は100株。
 決算期は12月31日。
 大株主及び持ち株比率は、鞠山 紀雄氏26.0%、鞠山 外志夫氏62.0%、鞠山 好子氏12.0%。
 直前事業年度の財政状態及び経営成績は2019年度12月期で、純資産合計3700万円、総資産1億1200万円、1株当たり純資産(円) 370,526.70円、
売上高6億4700万円、営業利益 △100万円、経常利益 14,534百万円 200万円、当期純利益 200万円、1株当たり当期純利益(円) 17,315.30円。

 同合併における、クスリのアオキホールディングス及びクスリのアオキの商号、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金
及び決算期についての変更はない。

 なお、 合併が同社連結業績に与える影響は軽微。

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