アカカベ、「モバイルクリニック」を大阪府に寄贈。大阪医療センターに設置

アカカベ、「モバイルクリニック」を大阪府に寄贈。大阪医療センターに設置

【2020.12.14】大阪府を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開するアカカベは、大阪では初となる PCR検査にも対応する「モバイルクリニック」を大阪府に寄贈した。


 大阪府を中心にドラッグストア・調剤薬局を展開する、株式会社アカカベは、移動型診療所「モバイルクリニック」1台を大阪府に寄贈した。12月17日に寄贈先となる独立行政法人国立病院機構大阪医療センター へ設置される。
 
 「地域を支え、つながり、共に育つ」ことを経営の軸とする同社は、新型コロナウイルスの感染症対策に向けた支援として、3月上旬より最前線の医療、介護、福祉関係者を中心にマスクをはじめとする衛生用品等の寄贈を実施してきた。
 そして今回、新型コロナウイルスの感染者数が再び増加している今、医療従事者の感染リスクを減らし、大阪の医療をささえる一助となるべく、感染症対策設備を備えた「モバイルクリニック」を寄贈することになった。

 2020年12月17日 14:00~15:00には、大阪医療センター 緊急災害医療棟前でモバイルクリニック内の取材の時間を設けた。独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター 救命救急センター 吉川医師が取材に応え、その模様は地元ローカルテレビ番組でも報道された。

 大阪医療センターは今回の寄贈に対し、以下のようにコメントしている。

 “このたびは、株式会社アカカベ様よりモバイルクリニックをご寄贈いただき誠に感謝申し上げます。当院ではご寄贈いただいたモバイルクリニックを有効に活用し、患者様の診療に全力で取り組むと共に院内の感染防止に努めて参ります。今後とも、ご指導、ご高配を賜りますようお願いいたします”


(関連記事:同社のマスク寄贈について)
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溢れる「ありがとう」の声 株式会社アカカベ 府内市町村などへマスク寄贈60万枚へ
https://osakameikan.news/news/akakabemsk50/
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「モバイルクリニック」は、FORMOST社が特許を取得しているもので、医療従事者のリスクを最小限まで減らすことを目的に設計された、移動型診療所。世界中どこでも輸送が可能で、日本の建築基準に合致した建築用コンテナに、感染感染拡大防止の陰圧設備(米国疾病対策予防センター基準を大幅にクリア)を内蔵。台風などの悪天候にも耐えうる頑強さとモビリティ、医療用レベルでの感染症対策設備を併せ持つ。

 感染症対策に、安全で効率的な医療体制を確保することが可能で、発熱専用外来や検査室を増やす必要がある場合などに役立てられる。

*販売元:ヴィガラクス株式会社ホームページ引用
https://www.elarc.jp/mobile_clinic

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