【第2四半期】ココカラファイン、売上高-7.8%、営業利益-19.9%

【第2四半期】ココカラファイン、売上高-7.8%、営業利益-19.9%

【2020.11.12配信】ココカラファインは2021年3月期 第2四半期決算を公表した。それによると、前年同期比は売上高-7.8%、営業利益-19.9%などとなっている。


 ココカラファインの2021年3月期 第2四半期決算業績績(2020年4月1日~2020年9月30日)は、売上高1918億8900万円(前年同期比-7.8%)、 営業利益54億9500万円(同-19.9%)、経常利益 65億8300万円(同-18.2%)、純利益 11億2100万円(同-77.6%)だった。

 マツモトキヨシホールディングスとの資本業務提携に基づく商品仕入れの一本化、MD(マーチャンダイジング)の統一等、経営統合シナジーの早期実現への取り組みに伴って生じる棚卸資産廃棄に関する費用等について特別損失として計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億2100万円(前年同期比-77.6%)となった。

 当期間においては、都市型店舗でのインバウンド需要や化粧品等の高付加価値商品の落ち込み、調剤事業における処方せん枚数減少等、新型コロナウイルス感染拡大の影響は徐々に回復している。引き続きマスクや消毒用アルコールなどの関連商品の需要は増加しており、また、外出自粛により食品の売上構成比が高い住宅地型や郊外型の店舗においては来店客数等の増加があった。
 しかし、前年9月の消費税増税前特需もあったため、当第2四半期連結累計期間の既存店売上高増収率は7.4%減となった。
 出退店に関しては、新規32店舗を出店、23店舗を退店し、収益改善を図るとともに、4店舗を改装した。当期間末のグループ店舗数は1354店舗、調剤取扱店舗数は327店舗となっている。

 同社は高収益体質への変革を推進している。具体的には、①マツモトキヨシホールディングスとの資本業務提携に基づく商品仕入れの一本化、MD(マーチャンダイジング)の統一等、経営統合シナジーの早期実現への取り組み、②新規出店によるドミナント強化と規模拡大、③新しい生活様式を見据え、同社のECサイトで購入した商品を同社店舗で受け取ることができる「店舗受け取りサービス」の対象店舗拡大や、ココカラクラブカードやスマートフォン用アプリ「ココカラ公式アプリ」、SNSや共通ポイントを活用した全方位営業、④調剤事業における地域住民の健康増進を支援する「健康サポート薬局」づくり、「かかりつけ薬剤師」の質の向上、遠隔服薬指導への取り組み、⑤基幹システム刷新や効率的な物流システムの構築を目的とした物流センターの自社化等を行っている。

 通期業績予想は直近の公表から変更はなく、売上高3816億円(前期比-5.5%)、 営業利益142億円(同+6.5%)、経常利益 165億円(同+5.6%)、純利益 64億円(同-22.6%)を見込む。

 なお、同社は2020年11月12日付で株式会社フタツカホールディングスの全株式を取得し、子会社化している。

ココカラファイン、調剤薬局のフタツカHDを子会社化

https://www.dgs-on-line.com/articles/504

【2020.11.12配信】ココカラファインは兵庫県を中心に70店舗の調剤薬局やドラッグストア等を展開するフタツカホールディングス(代表者:二塚安子氏)の全株式を取得し、子会社化したと公表した。

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