企業提携やM&A方針を強調
島忠の店舗数は現在、計60店舗。島忠にとっては品揃え強化につながると同時に、サンドラッグにとっては島忠の店舗網に商品を供給することで、価格交渉の優位性など、スケールメリット拡大効果を得られると考えられる。
サンドラッググループは、全国展開の拡大強化に向け一層の新規出店、他業種を含めた優良企業との提携やフランチャイズの拡大、M&A の推進並びに通信販売及び調剤事業の拡大を図っている。
今回、同社と島忠は、地域社会に新たな価値を提供し、双方が、更なる事業規模拡大、企業価値向上及び競争力強化すべく、当社からの商品供給を開始することとなったという。
島忠は、首都圏地区を中心に、ホームセンターと家具の複合店を 47 店舗、ホームセンター8 店舗、家具店 5 店舗、合計 60 店舗(2020 年 10 月 31日現在)を運営し、「住まいと暮らしに関するお客様の要望を満たしお客様の満足を提供する」ことを経営の基本方針としている。各地域ごとの異なる顧客ニーズに対応できるようにフランチャイズ加盟による新業態の導入やテナント受入れなど積極的に行っている。
一方、サンドラッグは今後も高齢化社会を見据えて、専門性を高め、顧客に必要とされる質の高い店作り、付加価値あるプライベートブランド商品開発、店舗改装による品揃えの充実、物流も含め各種業務におけるIT・デジタルやビックデータの活用による仕組み作りなどに取り組み「ローコストオペレーション」の進化を図っていきたい考え。引き続き、企業提携やM&Aなどを推進し、競合他社はじめ他業種との差別化を図り、企業価値向上に努めるとしている。
島忠の概要は以下の通り。所在地は、埼玉県さいたま市中央区上落合 8-3-32。代表者は代表取締役社長の岡野恭明氏。資本金は165億3300万円。売上高は1535億4000万円 (2020年8月期)。店舗数60店舗(2020年10 月末現在)。