川田幹事長「何としても勝ち抜きたい」
同日は参議院本会議が開催中で、本田氏本人の出席は叶わなかったが、後援会関係者や支援団体関係者が駆けつけた。
神事の後、挨拶した後援会副会長で、日本薬剤師政治連盟幹事長の川田哲氏は、「この選挙戦、大変厳しいものになると思うが、皆様のご支援を得て、何としても勝ち抜きたい」と決意を述べた。
後援会会長で、日本薬剤師政治連盟会長の岩月進氏は、本田氏の存在を「我々(薬剤師)の声を届けていただく拡声器だ」と表現。国会に声を届けてもらうことができる薬剤師国会議員の存在の大きさを改めて強調した。「当選はもちろんのこと、1票でも票を積み重ねて、この業界が政治に関心を持っている、影響力のある存在であることを示したいと思う」と語った。
支援団体として、日本薬業政治連盟会長の鹿目広行氏、製薬産業政治連盟幹事長の宮島俊彦氏などが代表して挨拶。
鹿目氏は、本田議員のこれまでの6年間について、「厚労や文科の政務官を務め、国会での代表質問、そして党女性局長など、評価できる」としつつも、「1期では仕事はできない。積み重ねが大事。2期目が本当の仕事。団体が一致団結して、何がなんでも当選させ仕事をしてほしい」とした。
宮島氏は、「薬業界は課題山積。薬機法が通ったばかりで、もう骨太方針。筋を通してもらって、本田議員に政界や行政に話を持っていってもらわないと実現しない」と話した。
会場では本田議員の挨拶が代読された。「国民の命と暮らしを守る医薬品・医療機器を開発・生産し、確実な提供に尽力されている産業界の皆さま、専門性を持って国民一人一人に提供いただいている専門家の皆さまの思いを組織候補である私が届けなければ誰が届けるんだ!という強い気持ちで臨み、乗り越えていく所存です」とメッセージを送った。
20万票獲得を目指し、全国の薬局周りを強化している後援会。一方で、岩月会長は“投票戦略”を掲げている。
「これまでの選挙戦で名簿は40万集まっても20万票獲得には届かなかった。名簿の方々が他の候補者の名前を書いたとも思えない。つまり、忙しさなどを理由に“投票しに行っていない”層がかなりいるのではないか」(岩月会長)。
名簿だけでなく、期日前投票の紹介を含めて、投票に行ったかどうかまでを確認するような活動を支援者に呼びかけ、残る短い期間で徹底していく方針を示している。