【日本保険薬局協会】マイナ保険証受付方法で要望/「在宅Web」を外来にも

【日本保険薬局協会】マイナ保険証受付方法で要望/「在宅Web」を外来にも

【2025.02.13配信】日本保険薬局協会は2月13日に会見を開き、マイナ保険証の受付方法についての要望をまとめ、公表した。現在、在宅医療現場で活用しているWeb方式を通常の外来でも活用できるようにすることなどを求めている。


 足下では協会加盟社でマイナ保険証受付率が50%を超えるような薬局も増えている中、カードリーダーが1台、ないし2台しかないケースが多く、マイナ保険証受付待ちが生じてしまっていることが課題となっているという。
 そこで、協会では、現在は在宅医療現場で活用が進んでいる「マイナ在宅受付Web」等を、外来患者の薬局通常受付の際も活用できるよう要望している。

 「マイナ在宅受付Web」は、ドライブスルー形式の受付の場合など、徐々に活用の途が認められるようになっているという。
 技術的には外来でも活用可能と考えられるが、通知等で外来ではカードリーダーの活用が原則とされていることなどが障壁となっているようだ。カードリーダーは導入に補助金が活用されていることからも、薬局関係者の中には基本はカードリーダーだとしても1台、ないし2台をすでに活用していることを原則として「マイナ在宅受付Web」を認めてもらうなどの形があり得るのではないかとの考えがあるようだ。

同意取得、3カ月間の同意効力期間を設けることも提案/別日のフォローアップ時などに活用想定

 加えて協会は、同意取得に関して、3カ月間の同意効力期間を設けることを提案した。

 現行ではマイナ保険証受付による情報閲覧の患者同意の効力はその日に限定されている。このことは、例えば、別日に電話での相談応需の際や、服用期間中フォローアップなどを行っている薬局にとっては情報確認の障壁ともなっている。
 
 協会は、患者が毎回の受付、および同意取得を希望する選択肢は残しつつ、患者が問題ないと判断した場合は3カ月間の同意効力延長も設けてほしい考え。
 

協会モニター調査、マイナ保険証受付率は令和6年12月に40.1%にまで上昇

 協会では令和5年9月から協会加盟社11社によるマイナ保険証利用率のモニター調査を継続している。これは、厚生労働省保険局医療介護連携政策課保険データ企画室と連携して実施されているもの。当該11社は手挙げによる加盟社約4500店舗が対象という。

 “手挙げ”のため、協会内でも高い数値の店舗の可能性はあるものの、このモニター調査によると、マイナ保険証受付率は令和6年4月から急激に上昇しており、令和6年12月に40.1%に達した。
 なお、厚労省発表の令和6年12月の利用率全国平均は21.8%。

この記事のライター

関連する投稿


【独自_3団体トップ鼎談①】入院回避等のアウトカムに対する評価を/日本保険薬局協会

【独自_3団体トップ鼎談①】入院回避等のアウトカムに対する評価を/日本保険薬局協会

【2026.09.14配信】日本保険薬局協会(NPhA)は、将来的に入院回避等のアウトカムに対する評価を体系に組み込んでほしいとの考えを示した。本紙が実施した日本薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会とのトップ鼎談で、藤井江美会長が見解を示したもの。今後、求めていく政策提言において、薬剤師の職域拡大を支える制度整備を求めていく考え。残薬削減、アドヒアランス向上、重複投薬の削減、適切な受診勧奨なども患者アウトカムへの薬剤師の貢献として挙げた。(聞き手=本紙編集長・菅原幸子)


【日本保険薬局協会】調剤報酬改定、「地方」に厳しい可能性/影響調査

【日本保険薬局協会】調剤報酬改定、「地方」に厳しい可能性/影響調査

【2026.09.10配信】日本保険薬局協会は9月10日に定例会見を開き、令和8年度調剤報酬改定の影響調査を公表した。


【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【日本保険薬局協会】調剤報酬改定影響調査/在総加算2が算定率22.1%→3.3%へ急激

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「令和8年度調剤報酬改定に係る保険薬局への影響」の調査結果を公表した。在宅分野では、在宅薬学総合体制加算2の算定率が22.1%から3.3%へ大きく低下した。


【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【日本保険薬局協会】穿刺血を用いる検査薬のOTC化等で要望書

【2026.08.06配信】日本保険薬局協会は8月6日に定例会見を開き、「穿刺血を用いる検査薬のOTC化等に関する要望書」を厚生労働省 医薬局長宛に提出したことを説明した。


【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【日本保険薬局協会】調剤報酬の解説を作成/正会員限定で会員のメリット訴求

【2026.06.11配信】日本保険薬局協会は6月11日、定例会見を開いた。この中で「調剤報酬等に係る解説」を作成したことを報告。協会正会員限定への提供とすることで、協会会員のメリットも訴求したい考え。


最新の投稿


【厚労省】地域フォーミュラリに関する研修会を開催/第1回は10月21日

【厚労省】地域フォーミュラリに関する研修会を開催/第1回は10月21日

【2026.09.21配信】厚生労働省は9月20日までに、「地域フォーミュラリに関する研修会」の開催案内をホームページに掲載した。


【“零売”裁判】原告側の請求をすべて棄却/東京地裁

【“零売”裁判】原告側の請求をすべて棄却/東京地裁

【2026.09.18配信】 “零売薬局”を経営する薬局などが、国を相手取り地位確認等を争った裁判が9月18日、東京地裁で開かれた。


【神奈川県薬】薬局で健診申込をサポート/鎌倉市薬で実証試験へ

【神奈川県薬】薬局で健診申込をサポート/鎌倉市薬で実証試験へ

【2026.09.17配信】神奈川県薬剤師会は9月17日、定例会見を開き、鎌倉市薬を中心としつつ薬局で健診申し込みをサポートする実証試験を開始するとの計画を説明した。


【OTC類似薬】一部保険外療養の創設に伴う見直しを答申/中医協

【OTC類似薬】一部保険外療養の創設に伴う見直しを答申/中医協

【2026.09.16配信】厚生労働省は9月16日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、OTC類似薬に関わる一部保険外療養の所要の見直しについて答申した。


【独自_3団体トップ鼎談②】在宅への評価、「われわれが目指す地域医療機能の強化と完全に一致」/日本チェーンドラッグストア協会

【独自_3団体トップ鼎談②】在宅への評価、「われわれが目指す地域医療機能の強化と完全に一致」/日本チェーンドラッグストア協会

【2026.09.16配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、令和8年度調剤報酬改定において「300店ルールの撤廃」や「基本料3-ハの2点加点」、「在宅機能評価」などについて評価する考えを示した。本紙が実施した日本薬剤師会、日本保険薬局協会とのトップ鼎談で、塚本厚志会長が見解を示したもの。今後、経営効率化や規模拡大は「ドラッグストアチェーンが今まで重ねてきた企業努力の結果、成果である」ことを訴え、1つ1つの薬局の質や機能での評価を求める。


ランキング


>>総合人気ランキング