日本薬剤師会はこのほど、薬剤師業務の紹介資料を作成した。都道府県における学校・教育現場や地域で活用してもらうことを目的にする。
作成の背景として、日薬は少子化の時代を迎え、子どもの能力開発に高い関心を持つ保護者は増えており、早期教育として「仕事とは何か」「どのような仕事が自分には向いているのか」というような、いわば職業観や就労意識に関する本質的なコミュニケーションを各家庭で図る機会が増えつつあることを挙げる。
10月9日に各都道府県薬剤師会(各会)宛にリーフレット(別添参照・A 3変形・観音開き)を発送。令和6年度「薬と健康の週間」をはじめ、学校薬剤師による薬物乱用防止教室や薬剤師体験イベントなど、一般・教育機関等向けの資材として役立て欲しいとしている。
今後、中学生、高校生向け資材についても作成を検討しているという。
原口亨副会長は、「薬剤師のことを知ってもらうことをはじめ、薬剤師会を知ってもらうことの機会にもなれば」と話した。「われわれは職能団体なので地域で連携して活動することが必要」とし、地域と薬剤師の連携強化の1つにもしたい考えを示した。
