日本薬剤師会は「カスハラ保険」(仮称)の創設を検討しており、会員のニーズを把握するために、まずは会員へ向けてアンケートを実施する。
8月22日の定例会見に臨んだ日薬副会長の原口亨氏は、「医療職種に限らず、カスハラ対策を講じることは職場環境を整える上で重要になってきている」との認識を示した上で、カスハラ(カスタマーハラスメント)が発生した際に、専門家への相談などをフォローすることができないかといった視点でも検討を進めているとした。まずはニーズ把握が必要な段階とし、アンケートを会員に行うとした。
現状で日薬が会員におけるカスハラ発生を把握しているかについては、正規なルートでの詳細な報告ではないとしつつも、事例が耳に届いている状況であることを明かした。
日薬としては会員である薬剤師の業務をどうサポートするかを常々検討している中で、1つのテーマとしてカスハラ対策が浮上している状況にあるとした。
アンケート実施についてはすでに会員に告知済みといい、9月に開催予定の都道府県会長協議会の場で、その結果や今後についても報告したいとした。
関連する投稿
【日本薬剤師会】「応需義務」の解釈明確化を厚労省に要望へ/カスハラ調査結果受け
【2025.06.19配信】日本薬剤師会(日薬)は6月19日に定例会見を開き、「薬局業務におけるカスタマーハラスメント発生時の対応事例に係るアンケート調査」の結果を説明した。この結果を受け、日薬では応需を拒否することの正当な範囲の明確化を厚労省に求めていく考え。医師においては令和元年に関連の医政局長通知が出ている。薬剤師に関してもそれらにならった形での通知等の発出が想定される。
【日本薬剤師会】カスハラ防止ポスターを作成/HPからダウンロード可能
【2025.02.25配信】日本薬剤師会(日薬)は2月25日、「カスタマーハラスメント防止啓発ポスター」を作成したと公表した。日薬のホームページからダウンロードを可能とした。
【東京都薬剤師会_カスハラ調査結果】「漂白剤かけられた」/事件性疑われる事例も複数確認
【2025.01.10】東京都薬剤師会(都薬)は1月10日に定例会見を開いた。その中で都薬が進めていたカスハラに関する調査結果を公表した。「ハイターをかけられた」などの事件性が疑われる案件も複数明らかとなり、薬局・薬剤師が苦しめられている状況がわかった。一方で、医療従事者として我慢して対応している薬剤師の姿も浮かび上がった。また、きっかけに医薬品不足や選定療養などの社会環境や制度変更もあった。
【東京都薬剤師会】カスハラを調査へ/「我慢強い薬剤師の現状を可視化したい」
【2024.11.08配信】東京都薬剤師会は11月8日に定例会見を開き、会員薬局に対してカスハラの現状について調査することを説明した。
最新の投稿
【2026.05.20配信】日本保険薬局協会は5月20日、定時総会を開き、23期の理事を選任、承認した。
【日本保険薬局協会】新会長に藤井江美氏(アイセイ薬局)が就任
【2026.05.20配信】日本保険薬局協会は5月20日、定時総会を開き、新会長に藤井江美氏が就任した。
【エスエス製薬】ED治療薬「シアリス」、OTC薬としての承認取得
【2026.05.20配信】エスエス製薬(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:元島陽子氏)は5月20日、ED治療薬「シアリス」について、OTC医薬品としての製造販売承認を取得したと公表した。
【2026.05.14配信】日本保険薬局協会は5月14日、定例会見を開催した。この中で地域連携薬局の新基準案に対して協会としてパブリックコメントを出す予定はないと説明した。
【日本保険薬局協会】財政審提言に反論「民間の薬局をどう大規模化・集約化するのか」
【2026.05.14配信】日本保険薬局協会(NPhA)は5月14日に定例会見を開き、財務省の財政制度等審議会(財政審)から薬局の大規模化・集約化などが提言されていることに反論した。「民間の薬局をどう大規模化・集約化するのか」との疑問を呈した上で、「規模の大小や立地ではなく役割や機能、アウトプットで評価すべき」との考えを示した。