福岡市薬剤師会は、7月1日から福岡市、エフエム福岡とともに薬物乱用防止活動「NO DRUG, KNOW DRUGキャンペーン」を行っている。今回は15回目の節目となる。合言葉に「ほっとけんし!FUKUOKA」とし、医療関係者・警察関係者・教育関係者および行政などと一丸となり、薬物乱用防止に向け啓発活動を行う。
キャンページ期間は、2024年7月1日(月)~2024年9月1日(日)まで。
今年度テーマは、『一般用医薬品(OTC)乱用の危険性の周知』/『大麻の有害(危険)性の周知』とした。
市薬では、「NO DRUG, KNOW DRUGキャンペーンに向けた想いとして、社会問題になっているオーバードーズに対して薬剤師にできることは何かを挙げている。
若者を中心に市販薬や処方薬の過剰摂取、いわゆるオーバードーズ(OD)が急増しており、深刻な社会問題となっている。その背景には、自分に自信が持てない、本音が言えない、人とのつながりの低下など、本人を取り巻く環境が影響しているとし、「このような問題に向き合い、薬についての正しい情報を伝えることは、我々薬剤師の責務と感じています」とする。
2024年9月1日(日)12:00~16:30には、三井ショッピングパークららぽーと福岡で「第15回 NO DRUG, KNOW DRUG 啓発イベント」を行う。
そのほか、「第15回 NO DRUG, KNOW DRUGキャンペーン実施内容は以下の通り。
(企画1)ポスター啓発
・会員薬局、市立学校、県立学校、公民館、協力団体での掲示
・協力団体でのデジタルサイネージ放映
(企画2)啓発コメント告示(20秒スポット)
・特別協賛著名人による啓発コメントをエフエム福岡から放送
(企画3)啓発15秒動画放映
・啓発動画をソラリアビジョンで放映
(企画4)啓発ラジオ番組の放送(エフエム福岡)
・啓発5分番組の放送
(8月の毎週月曜15:55~16:00)
・啓発イベント特別番組 の放送
(企画5)薬物乱用防街頭キャンペーン
・7月5日(金)福岡大学/7月20日(土)博多駅駅前広場
(企画6)啓発イベントの開催
・日時:9月1日(日)12:00~16:30
・会場:三井ショッピングパークららぽーと福岡
【福岡市薬剤師会】OTC薬乱用の危険性周知などでキャンペーン
【2024.07.04配信】福岡市薬剤師会などは7月1日からOTC薬乱用の危険性の周知などを行うキャンペーンを展開している。期間は9月1日まで。特別協賛として著名人による啓発コメントをラジオ放送(エフエム福岡)するほか、啓発動画を街頭ソラリアビジョンで放映。啓発ラジオ番組の放送も行う。
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