会見の中で、薬務課は5月1日付けで新たに「知事指定薬物」を指定したと説明した。
指定されたのは「1T-LSD」で、販売名としては「1D-LSD」として販売されていた。
同成分はすでに厚労省の指定薬物とされており、5月11日に施行済み。施行後は、これらの物質とこれらの物質を含む製品の製造、輸入、販売、所持、使用等が原則禁止される。
東京都薬務課では国内流通品を、実際に購入して審議している。
今回の製品も、SNS等を介して売買されていたとみられ、小さな紙にしみ込ませて販売されていることが多いという。
薬務課ではSNSなどを介した売買について、「そもそも何の成分が入っているかも分からない。人体にどのような作用があるかわからない」として、安易な購入に注意喚起している。
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