【JAPANドラッグストアショーいよいよ開催】ぜひ参加してほしいイベント/協会が支援する“そらぷち”のチャリティーオークション

【JAPANドラッグストアショーいよいよ開催】ぜひ参加してほしいイベント/協会が支援する“そらぷち”のチャリティーオークション

【2023.08.18配信】日本チェーンドラッグストア協会が主催する「第23回JANPANドラッグストアショー」がいよいよ2023年8月18日(金)・19日(土)・20日(日)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。18日からはビジネス関係者向けとなり、一般公開は19・20日の2日間。この記事では、編集部おすすめのイベントとして、オンラインで8月14日〜27日まで開催されている「そらぷちキッズキャンプ・チャリティオークション」をご紹介する。


協会で現地視察も

 まずは「そらぷちキッズキャンプ」についてご紹介したい。
 「そらぷちキッズキャンプ」は「公益財団法人そらぷちキッズキャンプ」が難病とたたかう子どもとその家族のための医療ケア付キャンプ場を運営しているもので、北海道の豊かな自然環境の中にあるキャンプ場に無料で招待し、「休息」「リフレッシュ」「明日を生きるエネルギー」をプレゼントすることをコンセプトにしている。
 日本チェーンドラッグストア協会ではこの活動を長らく支援してきた。協会加盟各社のドラッグストア店舗に募金箱を設置したり、賛同するメーカーと一体となって寄付付きのキャンペーン商品の販売などを行ってきた。
 
また、協会は今年6月に現地への視察を実施。編集部はこの視察の模様を取材していた。

 実際にキャンプ場を訪れた第一印象は、“ゴミがない”こと。塵ひとつ落ちていないのではないかと思うほど、施設内・建物内がきれいに清掃されていたのが印象的だった。
 施設の方にその感想を伝えると、「きれいにしていないと施設の看護師さんに怒られちゃんだ」と笑っておられた。そもそも同施設は闘病中の子供たちを迎える施設。感染症などには特段の気を遣っておられるのは当然のことだったようで、「つまらないことを聞いてしまった…」と恥ずかしくもなったが、しかし、きれいな状態を常に維持しているのは大変な作業であろうし、そういった1つ1つのことに、施設側がどれだけ温かい気持ちで子どもたちを迎え入れているかがうかがえた。こうしたことも、現地を訪れて初めて実感できるもので、協会の視察には意味が大きいと感じた。

名物「ツリーハウス」や雪の上を走れる“車椅子”

 キャンプ場全体の大自然は、いうまでもない。
 キャンプ場は高原の上にあって、眼下に見下ろす大自然の眺望が素晴らしい。キャンプ場内には、いざという時に備えて医療棟も擁しているほか、食堂棟、宿泊棟などの建物が並んでいる。2008年から寄付などにより施設を増設しており、2019年には馬と触れ合える「うまの家」も建設された。中でも目を引くのが、「ツリーハウス」だ。ツリーハウスは、「トムソーヤの冒険」を思わせる木の上につくられた家だ。中にもちゃんと入れて、冒険心をくすぐられる。

 また、視察の時は初夏だったが、キャンプ場の倉庫の中には見たことがない乗り物の数々が。キャタピラがついている乗り物があり、車椅子の人でも雪の上を走れるとか。これらは海外製とのことだった。

 大自然の中で、誰に気兼ねすることなく、家族や友人と過ごせる時間。それは、難病を抱える子ども本人だけでなく、家族にとってもかけがえのない時間になるだろう。

キャンプを視察した日本チェーンドラッグストア協会の一行

キャンプ場の倉庫の中には車椅子の人でも雪の上を走れる乗り物が

森の中にあるツリーハウス

綺麗に維持されている施設内の様子からは子どもたちを迎える施設側の温かい気持ちがうかがえる

「公的サービスではできないことを支援」

 視察中は「公益財団法人そらぷちキッズキャンプ」の理事会も開かれていた。
 協会視察団も理事会に参加。今後の方針などに耳を傾けていた。

 理事会後に参加していた協会理事の富山睦浩氏(サツドラホールディングス特別顧問Founder)は、協会の加盟企業や賛同メーカーの協力によって寄付をしてきたことを紹介。今後も正会員や賛助会員にCSR活動の一環としての取り組みを働きかけ、継続的な支援を行っていきたいとの意欲を語っていた。

 また協会会長の池野隆光氏は「今後、この活動が広がるためにどういうご支援ができるか、さらに考えていきたい」と述べた。加盟企業が主導する形で多くの関連企業にキャンプ場を見てみていただく機会を設けることも一案ではないかと語るとともに、「ドラッグストアはこういった社会貢献活動で競争ができるようになるといいと思っている」と話した。寄付やボランティアが各国に比べて浸透していないとの指摘もある日本。池野氏は、ヘルスケア産業であり、企業と生活者を結ぶドラッグストア企業がそらぷちキッズキャンプのような、公的サービスでは手の届かないサービスの支援をしていくことは次の社会をつくる意味でも重要だとの考えを示していた。

「公益財団法人そらぷちキッズキャンプ」の理事会後にコメントした日本チェーンドラッグストア協会理事の富山睦浩氏(サツドラホールディングス特別顧問Founder)

施設の説明を熱心に聞く日本チェーンドラッグストア協会会長の池野隆光氏(写真右端)

オークションはサイトから気軽に参加できる

 「そらぷちキッズキャンプ・チャリティオークション」は、オンラインで8月14日〜27日まで開催されている。
 サイトで紹介されている商品の中から気に入った商品を選んで、URLのフォームから応募するだけだ。協賛企業の市販されていないようなオリジナルグッズの中には珍しい一品も。

■オークションサイトは
「第23回JANPANドラッグストアショー」トップページ>イベント情報>同時開催イベント
■オークションのダイレクトURL
https://solaputi.jp/charity/

<資料>2023年6月の視察参加者

■日本チェーンドラックストア協会(JACDS)関係者
日本チェーンドラッグストア協会 会長 池野隆光氏
日本チェーンドラッグストア協会 SDGs推進委員会 顧問 富山睦浩氏
日本チェーンドラッグストア協会 SDGs推進委員会 委員長代行 飯嶋仁氏
日本チェーンドラッグストア協会 事務総長 田中浩幸氏
日本チェーンドラッグストア協会 事務局 山田博成氏

■そらぷち協力メーカー関係
オムロン ヘルスケア(株) 国内事業本部 事業本部長 大川力也氏
クラシエホームプロダクツ販売(株) 代表取締役社長 上嶋一善氏
クラシエホームプロダクツ販売(株) 北海道支店長 石村幸誠氏
山崎製パン本社 広域流通営業本部長 下川正哲氏
山崎製パン(株) 札幌工場長 池谷公雄氏

2023年6月の視察模様

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