【2020.06.23配信】
スギホールディングスは、2021年2月期 第1四半期決算短信(2020年3月1日~2020年5月31日)を公表した。
売上高は1499億8500万円(前年同期比16.3%増)、売上総利益は441億68百万円(同16.2%増)、販売費及び一般管理費は352億8百万円(同15.1%増)、営業利益は89億60百万円(同20.8%増)、経常利益は92億67百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61億93百万円(同17.4%増)だった。
同社は、第1四半期連結累計期間におけるわが国経済について、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言発令を機に、休業要請、外出自粛要請が本格化し、企業の景況感の悪化とともに、外食、レジャー、旅行関連の個人支出の急減を招き、景気が急激に悪化していると分析。また、当該宣言解除後も、回復に向けた動きは鈍く、将来の見通しについては極めて不透明な状況が続いていると指摘。
ドラッグストア業界においては、マスクなどの一部商品の需要の急増や生活必需品、食品などの需要増加に伴う来店客数の増加がみられた一方で、越境移動の制限によるインバウンド需要の急激な落ち込みや、医療機関への受診者数減少に伴う処方箋調剤の患者様来店数の減少などが生じ、同社グループを取り巻く経営環境は予断を許さない状況とする。
このような外部環境において、同社グループは、効率の高い店舗運営を目指すべく、店舗及び本部業務の見直しや削減、各種システムの開発・導入などコスト低減に取り組んできた。また、営業力強化に向けては、カウンセリング販売の推進、付加価値型の自社開発商品の販売拡大、顧客と店舗をデジタルで結ぶスギ薬局公式アプリやスギサポwalkなどのダウンロード促進などに継続的に取り組んできた。
店舗の出退店等については、ドミナントの更なる強化に向けた関東・中部・関西・北陸エリアへの出店を強化し、38店舗の新規出店、6店舗の閉店を実施いたしました。これにより、当第1四半期末における店舗数は1,319店舗(前期末比32店舗増)となった。
2021年2月期の通期業績予想を公表、売上高は前期比10.7%増の6000億円
なお、同社は4月7日の通期決算発表時に見送っていた2021年2月期の通期業績予想を同日、公表。売上高は前期比10.7%増の6000億円、営業利益は同0.8%増の300億円とした。