【薬剤師会】山本信夫氏「薬剤師の存在を否定する規制改革の圧力にも屈せず」/会長選挙趣意

【薬剤師会】山本信夫氏「薬剤師の存在を否定する規制改革の圧力にも屈せず」/会長選挙趣意

【2022.03.03配信】日本薬剤師会は3月2日に定例会見を開き、代議員等に会長・副会長候補者一覧表を送付したことを報告した。趣意書(220字以内)も含まれている。山本信夫氏(会長候補者)は、「薬剤師の存在を否定する規制改革の圧力にも屈せず次の世代に引き継ぐため先頭に立って働きたい」などとしている。選挙は3月5日の臨時総会にて行われる。


 候補者一覧表は当メディア既報の通り。
■【日本薬剤師会】会長・副会長選挙候補者、締め切られる
https://www.dgs-on-line.com/articles/1412

 本稿では改めて、候補者の趣意書を紹介する。

山本氏「リフィル処方箋の導入で薬物治療に薬剤師のこれまで以上の活用が期待されている」

■山本信夫氏(会長候補者、専門分野:開局、所属薬剤師会:東京都、年齢71歳、性別:男)
 新型コロワクチン接種体制や感染者への医薬品の提供体制等の確保に、薬剤師の更なる貢献が期待されています。また公表した日薬政策提言では、計画的な地域への医薬品提供体制の構築を目標に定めました。一方、2022年診療報酬改定ではリフィル処方箋の導入が明記され、薬物治療に薬剤師のこれまで以上の活用が期待されています。こうした期待を裏切らず薬剤師の存在を否定する規制改革の圧力にも屈せず次の世代に引き継ぐため先頭に立って働きたいと立候補しました。

川上氏「薬学的専門性に基づき薬剤師職能を発揮して患者さんや国民に貢献できる社会環境の構築に更に進められるよう」

■川上純一氏(副会長候補者、以下同。病院、静岡県、54歳、男)
 ウィズコロナ・アフターコロナ時代においてはワクチンや治療薬等の円滑な供給体制と地域包括ケアシステムを目指した地域医療連携・多職種協働が必要です。ポリファーマシー解消・入退院支援・がん治療や小児医療等の専門領域においても切れ目のない医薬品使用・治療を提供するためには薬局・病院診療所薬剤師の緊密な連携が重要です。我々が薬学的専門性に基づき薬剤師職能を発揮して患者さんや国民に貢献できる社会環境の構築に更に進められるよう全力を尽くす所存です。

森氏「社会の要請に応えて、薬局がその機能を、薬剤師がその職能を、最大限発揮できるように」

■森昌平氏(開局、栃木県、61歳、男)
 少子・高齢化、人生100年時代の到来、医療の高度化、デジタル化、新興感染症への対応など医療を取り巻く状況が大きく変化する中、薬局・薬剤師は、国民が安心して医療の恩恵を受けられる超高齢社会実現のため、地域包括ケアシステムの一員として、多職種と連携した質の高い薬剤師サービスを提供することが求められています。社会の要請に応えて、薬局がその機能を、薬剤師がその職能を、最大限発揮できるように会長を補佐し、全力で会務に取り組んでいきたいと思います。

安部氏「薬剤師会の総力をもって当たらなければならない正念場を迎える」

■安部好弘氏(開局、東京都、61歳、男)
 私儀、東京都薬剤師会及び関東ブロックの皆様のご推薦を頂き、副会長候補者に立候補いたしました。これまで副会長として総務担当を二期務め新型コロナ感染症対応、医療制度及び規制改革対応、薬剤師の養成および資質向上とりまとめ等に取り組んでまいりました。今後、全世代型社会保障改革を見据えた議論が行われる中、山本会長を先頭に薬剤師会の総力をもって当たらなければならない正念場を迎えます。私はその一員として会長を補佐し全力で会務に取り組む所存です。

渡邊氏「偏重してしまった視野は拡げる必要がある」

■渡邊大記氏(開局、京都府、52歳、男)
 私は生まれ育ったまちで、薬局を通じて、地域医療における臨床の現場に立ち続けたいという想いがあります。そのような想いの中で、平成の30年で進化した薬剤師の業務を更に向上させつつ偏重してしまった視野は拡げる必要があると感じています。また加速するデジタル化の波は、業務を大きく変えようとしています。その波にも全ての薬局が対応していけるような体制整備が必要になります。そのような次代に繋げていく一助になれるよう、精一杯努めて参りたいと思います。

木村氏「特に今必要なのは在宅業務実施体制の整備」

■木村隆次氏(開局、青森県、63歳、男)
 かかりつけ薬剤師が機能を発揮し地域包括ケアシステムの中で地域医療に貢献する薬局づくりが急務。特に今必要なのは在宅業務実施体制の整備、地域連携業局認定要件でもあるサービス担当者会議、地域ケア会議参加の為介護支援專門員、社会福祉士等、他の保健医療・福祉サービス、更には都道府県等の行政機関、地域の関係団体との連携強化である。この多職種協働連携の処方せんを私に書かせて下さい。そして都道府県薬剤師会・支部地域薬剤師会に伝達する仕事をやらせて下さい

田尻氏「患者本位のサービス実現をめざし、将来の薬局業務の在り方について取り組んで行きたい」

■田尻泰典氏(開局、福岡県、65歳、男) 
 新型コロナ感染症が猛威を振るう中、薬剤師として感染抑制やワクチン調製、抗原検査キット、宿泊・自宅療養患者への医薬品提供等国民の公衆衛生の向上及び増進に寄与することができた。今後、更に求められる対人業務の充実、それに向けた対物業務の効率化・高度化、オンライン服薬指導や電子処方箋などコロナ禍で急速に普及が進んだICT環境を踏まえ「患者本位・利用者本位のサービスの実現」をめざし、将来の薬局業務の在り方について執行部一丸となり取り組んで行きたい。

宮﨑氏「規制緩和の圧力とICT化の進展で職能が重大なる岐路に立たされている」

■宮﨑長一郎氏(開局、長崎県、62歳、男)
 現在、薬剤師は規制職種であるが故に規制緩和の圧力とICT化の進展に対応が迫られており、職能が重大なる岐路に立たされています。この状況の中で薬剤師や薬局が連携の中にも独立した職能を維持して生き残っていくことが我が国の医療や公衆衛生の発展には必要です。そのためには薬剤師自身が高い能カを維持し、専門職集団としての発展が求められています。私は副会長として薬剤師職能の向上や工ビデンスの構築をさらに進めて強靭な薬剤師会の創造に寄与したい所存です。

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