会見で記者から「プロバイダーになった背景として、組織への求心力や組織力を向上する考えはあったか」との質問が出ると、永田泰造会長は、その考えを否定しない姿勢を示した上で、次のように述べた。
「本来はもっと多くの薬剤師が、(東京都薬剤師会の)会員になって(ほしい)。(今回のCPC認証で)研修を受けることによって、その薬剤師が開設者かどうか関係なく、その能力を地域に対して発揮をしていただきたいと思う。地域支援体制加算として(薬剤師の能力への)評価がお金にかわるという考えも人情だ。(そういったことも1つのきっかけに)都薬と薬剤師が一緒に動いてくださることが私の望むことだ。都薬という組織に加入することによって薬剤師としてもさらに伸びていくことができる、そういう組織のあり方を考えるために役員も努力してくれた」とした。
加えて、「もちろんCPCの認証を受ければ東京都の方々だけが対象ではないので、北海道の方々などが、都薬でおもしろい研修をやっているから参加しようと、そうなってくれたらいい」とした。
具体的なコンテンツに関しては都内の薬学部などのアカデミアも協力的な姿勢を示しているといい、「大学と教育と実務の離れた部分をつないでいくこともできる。教育現場にも実務的な教育をかえせる。実務家教員の育成にもつながる。そういう画は描いている。一緒に動いてくれるかは、これからの勝負だ」とした。
今後、仕組みだけでなく、中身の充実を進めたい考え。「私たちが考えているコアカリにのっとった内容、地域の必要な研修を議論していく」(永田会長)とした。
【東京都薬剤師会】「生涯研修認定制度 」のプロバイダーに承認される/求心力向上の可能性
【2022.02.18配信】東京都薬剤師会(都薬)は2月18日、薬剤師認定制度認証機構(CPC)から「生涯研修認定制度」のプロバイダー(実施機関)として承認された。CPCによる認定は調剤報酬にも絡んでおり、都薬が認証を受けた意味は小さくない。都薬では健康サポート薬局研修実施時に会員が増加したことがある。コロナ禍ではワクチンや経口薬流通で組織的な対応も必要度が高まっている中、地域薬剤師会の求心力を高めるために何をするべきかの施策の一つとしても今後が注目される。
関連する投稿
【2026.07.03配信】東京都薬剤師会(都薬)は7月3日に定例会見を開き、「調剤資材供給不安に関する緊急実態調査」の集計結果を公表した。
【東京都薬剤師会】「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」作成
【2026.06.05配信】東京都薬剤師会(都薬)は6月5日に定例会見を開いた。その中で「実務実習におけるハラスメント防止のためのチェックリスト」を作成したことを説明。活用してほしいと促した。
【東京都薬剤師会】学校薬剤師向け資材作成/薬物乱用防止講習会用
【2026.04.03配信】東京都薬剤師会は4月3日、定例会見を開き、学校薬剤師向けに薬物乱用防止講習会用資材を作成したことを報告した。
【東京都薬剤師会】都市部“開局規制”、M&A対象外で「会員減を危惧」
【2026.02.06配信】東京都薬剤師会(都薬)は2月6日に定例会見を開き、この中で髙橋正夫会長は、次期調剤報酬改定の個別項目、いわゆる短冊において都市部の開局規制と受け取れる項目に関して触れ、会員減少になりかねないとの危惧を示した。
【東京都薬剤師会】“短冊”への「都市部薬局」の議論、「今でも残念」/髙橋正夫会長
【2026.02.06配信】東京都薬剤師会(都薬)は2月6日に定例会見を開き、この中で髙橋正夫会長は、次期調剤報酬改定の個別項目、いわゆる短冊へ向けた厚労省中医協の議論に対して、「算定がなければやっていないというふうに言われてしまったのは今でも少し残念」と話した。
最新の投稿
【東京都薬務課】処方薬無許可販売「注視している」/テレグラム監視も開始
【2026.07.28配信】東京都薬務課は7月28日に定例会見を行った。昨今、処方薬の無許可販売や不正入手が取り沙汰されることが増えている。薬務課はこうした事態を「注視している」とし、テレグラムのやり取りの監視も始めていることを明かした。
【厚労省】事務連絡「重複投薬チェックについて」発出/薬機法の規定根拠に薬局開設者に実施求める
【2026.07.27配信】厚生労働省は7月23日、事務連絡「電子処方箋管理サービスにおける重複投薬等チェックについて」を発出した。薬機法では薬局の開設者に「当該薬局に従事する薬剤師に、あらかじめ、他の薬剤等の使用の状況等を確認させる必要がある」と規定されていることなどから、当該薬剤師に電子処方箋管理サービスの重複投薬等チェックの実施や患者の過去の薬剤閲覧の同意を取得する体制を整備することを求める。
今年の秋は新潟へ! 「第59回日本薬剤師会学術大会」見どころ紹介
【2026.07.24配信】「第59回日本薬剤師会学術大会」が2026年10月11日(日)~12日(月・祝)の2日間、新潟で開催される(大会運営委員長:新潟県薬剤師会会長荻野構一氏)。本記事では同大会の見どころを紹介する。
【2026.07.23配信】厚生労働省は重複投薬チェックを義務化する方針を示した。23日に開いた厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会で、今後の対応案として示したもの。
【日本薬剤師会】カスハラ対応でマニュアル作成へ/厚労省「薬剤師の資質向上事業」で
【2026.07.23配信】日本薬剤師会は7月23日に定例会見を開いた。